久住高原“稲葉牧場”の野焼き

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久住高原 稲葉牧場の野焼き

久住高原の早春の風物詩

久住高原の早春の風物詩・稲葉牧場の野焼きです。

あざみ台から見下ろす西側南側一帯の草原の野焼きです。
牧草の病害虫の駆除と枯れ草を燃やすことで新緑の堆肥に、そしておいしい牧草を育むために欠かせない行事になっています。
毎年3月に天候を見ながら日程が決められボランティアの皆さんの応援を得て実施されます。

自然を相手にする大きな行事のため、天候と枯れ草の状態をしっかり把握しながら、決して無理をせず
燃え過ぎても燃えなくても困るため、野焼きに頃合いの条件が整った日に実施されることになります。

午前9時に集合し、挨拶や諸注意、そしてボランティアさんの紹介などのあと、広大な牧場の夫々の持ち場へ散って行きます。
ボランティアさんを含めて、総勢100名前後のメンバーが、火付け役、火消し役(水鉄砲隊と火消し棒隊)でチームを組んで。
10時頃から火を入れ、午後3時過ぎまで掛かるほぼ一日仕事になります。

ボランティアさんには、近くのコテージの温泉の無料入浴券がご褒美だったとか。

そんなこんだの甲斐あって、稲葉牧場は真っ黒に姿を変え、春を迎える準備が整います。
野焼きが終わるとそれを待兼ねていたかのように、草花たちが一斉に顔を出し、次いでワラビが芽を出したあと
4月下旬頃にはもうおいしい若草が茂って、牛舎で冬期間を過ごした黒毛和牛たちを迎えることになります。

この早春の野焼きの前の年、晩秋の頃に、その準備として「輪地切り」そして、その「輪地焼き」の作業が行われます。
早春の風物詩は、その前の晩秋から準備が進められているんですね。

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ここでは、毎年繰り返される「輪地切り」「輪地焼き」「野焼き」の様子を更新していきます。

久住高原「稲葉牧場」の野焼き

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稲葉牧場(村では牧野(ボクヤ)と呼んでいます。)の倉庫前に集合した村の皆さん約80名とボランティアさんで、注意事項やボランティアさんの紹介、作業割り振りなどの段取りの説明があり

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火消し棒はボランティアさん

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ボランティアさんたちも渡された火消し棒を手にしっかり働いてくれました。
火消し棒は、村の皆さんが竹の先を裂いて葛を編んで拵えます。

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境界辺りの風下から火は入れられ、片方は消され、片方は野放しにされます。野放しにされた火は勢いを増し、枯れ草を燃やしていきます。

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毎年、無事故で続けられる野焼きです。草原の枯れ草が勢い良く燃え火のすごさを感じる瞬間でもあります。

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火が入る前にあざみ台をバックにチョット記念撮影、ここら一帯は野放しにされる火で勢い良く燃える辺りです。

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立ち枯れた草が燃える時はその勢いが増し、離れていてもその熱気で日焼けしそうな勢いです。

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あざみ台のレストハウスが見える国道442号線沿い、火が次々んび入れられていきます。もちろん通る車には収まるまで一時ストップ頂きます。

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あざみ台に向かって三筋の火が野放しにされています。各方向から放たれた火が危険がなくなったことで牧場の中に向かって燃え広がっている様子です。

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阿蘇の涅槃が霞んで見えます。/冬期の牧草を刈込んだあとの牧草遅滞には火は入れず火が収まるまで監視されます。

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国道442号線沿いまで燃やされ、そのとき通りかかった車は道止めをくいます。

野焼きの準備「輪地切り」と「輪地焼き」

稲葉牧場の野焼きの前年の秋頃、その準備が既に始まっています。
野焼きの延焼を防ぐため、野焼きの対象エリア外との境界に燃え難い境界を設けるための作業
「輪地切り」と「輪地焼き」です。「リンチギリ」「リンチヤキ」と地元では呼んで、早春の野焼きの前に
欠かせない大事な段取り作業として村総出で取り組みます。
今では、会社の地域貢献策として、県より打ち出されたボランティア活動の奨励で、いろんな会社が
会社を上げてボランティアで手伝いをしてくれるようになってきており、お陰様で高齢化で悩む村の活動も活気付きつつあります。

輪地切り(リンチギリ)

「輪地切り」は
秋深まる頃の10月、まだ草が青く燃え難い時期に、境界の草を幅3m〜5mほどに渡って刈取りをし、刈り取った草を境界に沿い
帯状に集め広げ乾燥させます。
杉や檜の林との境界など、特に延焼の危険がある場所は広く、然程問題ない場所は狭く境界を帯状に設けてゆく訳です。
この作業は草刈り機械で苅ってゆく人と、その苅った草を帯状に集めて広げる作業になります。

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境界の草を刈取り
刈取った草を集めて
帯状に広げて乾燥させます。
ここまでが、輪地刈りの作業です。
毎年、その境界は変ることは
ありませんから、何処を刈取るかは
見れば分かるようです。

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輪地焼き(リンチヤキ)

「輪地焼き」は
輪地切りで苅った草が枯れた頃、まだ回りの草は青く燃え難い時期を見計らって行われます。
そうです、その境界の帯状に沿って、枯れた草を燃やして燃えない帯の境界を設ける訳ですね。
これも地味な大変な仕事です。

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輪地切りで刈取った草が乾いた頃、その草を境界の帯状に広げて燃やし、野焼きの時に延焼を防ぐ防火帯を作ります。回りの草はまだ青い時期を選びます。

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