殺人

あなたは人を殺したいと思ったことはありませんか?
「こいつだけは生かしておきたくない」と思ったことは無いですか?
全く、思った事が無い人は少ないと思います。
でも
実際に殺人を犯してしまう人は極めて僅かです。
その、境目は何なんでしょう。
実際に殺人を犯してしまう境目は、どこにあるのでしょう?

『殺人百科』コリン・ウィルソン著 大庭忠男訳 彌生書房
 1960年代までに起きた殺人事件の集大成。もうすでに伝説や歴史となりつつある殺人事件の数々。そしてコリン・ウィルソンの殺人に対する論文が書かれています。
 原著よりは、かなり省かれているそうですが、それでも相当数の殺人事件が載ってます(恐ろしい)。
 (01.03.10新規)

『現代殺人百科』コリン・ウィルソン、ドナルド・シーマン著 関口篤訳 青土社
 1960年代以降1980年代後半までに起こった殺人事件の集大成。ありとあらゆる殺人・・・絞殺・撲殺・刺殺・射殺・ギャング殺人・毒殺・セックス殺人・ホモ殺人・子供殺し・ばらばら殺人・カルト殺人・テロリズム・暗殺・誘拐殺人・大量殺人について集成した本。海外で有名な事件はほとんど掲載されています。
 『アウトサイダー』で有名なコリン・ウィルソンが『殺人百科』に続いて放った驚愕の著。これだけの有名な殺人事件が起こったのだと知らしめる警告の著と言ってもいいだろう。
 それぞれの殺人の動機や背景は違う、しかし殺人という事実は同じなのだ。
 しかし、これだけ載ってると「凄い」としかいいようがない。

『別冊宝島〔410〕殺人百貨店‐日本人はどういう理由で人を殺すのか?』 宝島社
 戦後日本の殺人事件を117の動機に分け650件を紹介した一冊。
 日本人はありとあらゆる理由で人を殺してきたことが判る一冊です。ほんの些細な取るに足らない理由から「これは仕方ないだろう」という理由まで様々な理由で日本人は殺人をしてきました。ひとつひとつの事件の解説はそれほど細かくありませんが650件という件数が溜まると重いモノになります。ただし、実名と仮名が混ざり合っているのが、この本の難点と言えば難点です。
 (03.04.28新規)

『毒殺百科』ブライアン・マリナー著 平石律子・岩本正恵訳 青土社
 有史以来、多くの殺人者を魅了し続けた毒殺。
 数々の毒殺事件を取り上げ、その使用毒物・殺人者心理・解決方法などを詳しく解説。
 使われている毒薬は砒素・ストリキニーネ・シアン化合物・ジキタリス・インシュリン・燐など多数。
 日本からは帝銀事件が取り上げられています。
 毒薬は弱者の凶器と言われますが、女性殺人者が多いのが毒殺の特徴です。そう言うことが判るのがこの本です。
 (01.02.01新規)

世界で最も有名な未解決連続殺人犯の一人「切り裂きジャック」の本を何冊か紹介しましょう
『切り裂きジャック‐世紀末ロンドンの殺人鬼は誰だったのか?』コリン・ウィルソン/ロデン・オーデル著 仁賀克雄訳 徳間書店
 前世紀末のロンドンを恐怖のどん底に突き落とした「切り裂きジャック」こと「ジャック・ザ・リッパー」の犯人予想を『殺人百科』で有名なコリン・ウィルソンが数々の候補を上げて調査したのがこの本です。
 医師説・女性説・紳士説・貴族説・黒魔術師説・その他の説などをあげて解説してあります。
 しかし、決定的な答えは出てきません(本書ではある程度の予想はしてありますけど)。
 謎の事件なのです。
 (01.02.17新規)

『ロンドンの恐怖‐切り裂きジャックとその時代』 仁賀克雄著 ハヤカワ文庫
 日本唯一といえるリッパロロジストである仁賀克雄が1888年に起こった「切り裂きジャック」について多くの説を大変、判りやすく解説した本です。
 もちろん犯人の決定的な答えが出てませんが面白いです。
 (01.03.03新規)
『新・ロンドンの恐怖‐切り裂きジャックの犯行と新事実』 仁賀克雄著 原書房
 上記の本の続編です。
 1988年切り裂きジャック事件100周年に書かれた上記の本から9年。その間に発見された資料や事実に基づいて書かれた本です。
 ビクトリア朝末期ロンドンに起こった、この事件。未だに世界中の人々の興味を引き続けているのです。
 連続殺人としては、もっと強力な連続殺人・大量殺人がありますが、何故かこの事件が人の心を惹くのです。
 (ロンドンに行くとツアーがあるらしい・・・イギリスらしい商売だと思う)
 私もその一人なのです。
 (01.03.03新規)
『真相‐“切り裂きジャック”は誰なのか?』パトリシア・コーンウェル著/相原真理子訳 講談社文庫
 上下2冊本です。
 『検死官』などの作品で有名な作家パトリシア・コーンウェルが7億円の巨費と現代科学の粋(DNA鑑定)をあつめて切り裂きジャックの正体に挑んだ大作。本のはじめで作者は惜しげもなく犯人は画家オズワルド・アダルバート・シッカートと断定する。後はシッカートの行動と切り裂きジャックの行動を連動させて証拠固めをしていくスタイルになっている。今まで数多く出た切り裂きジャックの犯人像に比べて格段に精度の高い考察であろう、しかしながら完全確定までに至っていないと感じられる。
 殺人や切り裂きジャックに興味のある人ならば必ず読んでおきたい作品です。

『子供たちは森に消えた』ロバート・カレン著 広瀬順弘訳 早川文庫
 ソ連が消えようとしたときロシア南部の森で陵辱された少女の屍体が見つかった。だが、それは単に始まりにすぎなかった。次々見つかる森の中での子供の屍体。
 旧体制の中、困難する捜査でやっと見つかった犯人アンドレイ・チカチーロ・・・この男は8年間で50人もの子供たちの命を奪っていたのだ。
 ソ連史上最大の猟奇犯罪者のドキュメント・・・裁判中に警護の警察官が失神する程のおぞましき事件の真相がこの本によって明らかにされる。
 (01.06.30新規)

『病魔という悪の物語‐チフスのメアリー』金森修 ちくまプリマー新書
 「腸チフスのメアリー」をご存じであろうか?20世紀初頭のアメリカで腸チフス菌をまき散らした悪女として有名な女である。しかし、彼女は本当に悪女だったのであろうか?問いかけるのが、この1冊である。まだ公衆衛生の概念や健康保菌者(キャリアー)の存在が希薄だった時代、彼女だけが悪名をかぶり2度の長期隔離されたか謎を解き明かしていく。その概念は現在のエイズ問題や鳥インフルエンザなどの新感染症の問題と繋がっているという・・・伝染病と市民感情を問い直す1冊。
 (06.06.01新規)

『ある首斬り役人の日記』フランツ・シュミット著/藤代幸一訳 白水uブックス
 中世末期ドイツのニュルンベルグの町で生涯にわたって刑場の首斬り役人フランツ親方が記録した日記。全死刑執行総数361人の記録を書き留めたフランツ親方、当初は簡単な記録だったのが次第に細かく記録していく様子は興味深い。同時に当時のありとあらゆる犯罪と刑罰が記録されている(絞首刑よりも首斬りの方が軽い刑罰であったなど当時の刑罰観・犯罪観が手に取るように判る日記)。死刑以外にも体罰の記録(345人分)も収録されている。ヨーロッパ中世の文化の一面を知る作品です。
 (04.10.22新規)

『歴史民俗学資料叢書第二期(2)犯罪と猟奇の民俗学』礫川全次編 批評社
 「殺生の快楽は酒色の快楽の比ではなかった」と柳田国男は『後狩詞記』で語っている。殺生と流血、犯罪、猟奇に関する文章集成であります。文献は明治から終戦直後のまでの物を収録。流刑、泥棒対策、犯罪隠語、「池袋の女」伝説、性犯罪、犯罪の迷信、死体愛、のぞき、遺留品と地方色、中国朝鮮での犯罪民俗学、フェチ犯罪、帝銀事件、阿倍定事件、詐欺など多種多様の文献であります。文章は旧漢字・旧仮名遣いで大変読みにくいのでありますが内容には興味津々の物であります・・・俗説も多くて、これも興味深いです。
 (04.10.05新規)

『群発自殺‐流行を防ぎ、模倣を止める』高橋祥友著 中公新書
 自らを殺すこと・・・自殺。それは単発に起こるだけでない、それが群発自殺である。
 伝染病が蔓延するかのように連鎖して起こる自殺が時折発生するのだ。
 連鎖自殺・・・誰かの自殺が引き金になって連続して起こる自殺(岡田有希子自殺後の連続自殺)
 集団自殺・・・集団で同時に自殺を実施すること(人民寺院事件など)
 自殺の名所での自殺・・・華厳の滝・三原山・樹海など
 このような群発自殺の心理学、そしてマスメディアとの関係、予防方法などをまとめたのが本書です。
 自殺予備群ともいえる人達は数多く存在します・・・。それを知ることも大事でしょう。
 (01.06.02新規)

『死因事典‐人はどのように死んでいくのか』東嶋和子著 講談社ブルーバックス
 人は必ず死ぬのです。
 癌・心筋梗塞・脳卒中・伝染病・事故・殺人・天変地異・自殺・老衰・・・死因にはありとあらゆるパターンがあります。それを順番に紹介している本です。あくまで科学的に、あくまで統計的に、でも細かいところに気を配りながら(アイルトン・セナの死やドクター・キリコまで)解説しています。
 文中のコラムの配置が読みにくいところにあるところ以外は読みやすい一冊です。
 (03.08.30新規)

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