『ナチュラル・ウーマン』松浦理英子著 河出文庫
異色の短編集です。
女性の同性愛を赤裸々につづった小説。途中で出てくる行為は、かなりハード、官能的です。
そして言葉・・・特に会話の官能さは特筆だろう。
単語も官能的・・・「口内炎」という言葉すら官能的にしてしまう作者の力。
もちろん、作品の筋も内容もエロスを除いても十分に読ませてくれる作品です。
(01.03.20新規)
『町でいちばんの美女』チャールズ・ブコウスキー著 青野聰訳 新潮文庫
カルト界の大御所チャールズ・ブコウスキーの異色短編集。
はっきり言って、お下劣です。殺人・売春・尺八・酒・売れない作家・射精・交尾・ギャンブル・膣・糞・排尿・自慰などなど、挙げ句の果てに死姦まで出てくる始末。でも、惹かれてしまう不思議な小説集。
全て一人称で書かれた小説、それも主人公の名前はほとんどブコウスキー。現実か虚構か、判らなくなっていく小説世界、そして堕落の数々・・・そしてエロス。たまりません。
(01.03.24新規)
『もしもし』ニコルソン・ベーカー著 岸本佐知子訳 白水uブックス
全編、電話での男女の会話。すなわち電話小説です。
しかも、この電話は会員制のテレフォン・セックス。
互いの想像力の限りを尽くして何が興奮するか語り合う官能小説。
こちらの想像力もかき立ててくれます。
(01.04.14新規)
『フェルマータ』ニコルソン・ベーカー著 岸本佐知子訳 白水社
もし、超能力を持っていたらどうしますか?それも、自分以外の全ての時間を止めることが出来るとしたら・・・。
この小説の主人公は、その能力を使って女性の服を脱がせて下着を見ることのみに使うのです。
その主人公の自伝小説の形を取っています。
ある意味、お莫迦な男の真面目に語った小説・・・なんとも言えない味わいがあります。そして、お約束とおりエッチなのです。
(01.04.14新規)
『怒りの搾麺』梶尾真治著 SFバカ本たわし篇プラス 廣済堂文庫
子供たちの超早熟化が進んだ21世紀のお話。
よちよち歩きの男の子が女子高生を襲ったとか、胎児に生理があったとか言う時代に遂に起こったあるサラリーマンをおそった事件。
そう、体内の精子が意識を持って行動を開始したのだ。集団でサラリーマンの体を操り始めてしまった。これにサラリーマンはどうするのか?。
はっきり言っておバカ短編小説の見本のような小説です。
(01.09.01新規)
『Purple』竹下賢次郎著 小学館
全2巻のコミック。
母子相姦・レズ・真性半陰陽・男性レイプなどなど、てんこ盛りの高校生青春作品。さらに親子関係・友人関係などなどぐちゃぐちゃの作品なのだ。
と言っても内容は何故かさわやか風、やってる事は豪快なんだけどね・・・そこがこの作品の不可思議なところ。
読んだ後には不快感は無し。一読を勧めます。
(01.09.23新規)
『みつめる女』大原まり子 廣済堂文庫
日本サイバー・パンクの旗手である作者初のエロティック短編小説集。
ポルノグラフィ的な作品が5作品、セクシュアリティを探求した作品が2作品。どれも男性が書くモノとひと味違うエロティックが漂っています。
とくに『ハンサムガール、ビューティフルボーイ』などはサイバー・パンクとエロスが融合した近未来世界の作品、不思議な空気が作品全体を覆っています。
(01.05.15新規)
『MARS☆ANGEL』林あまり著 河出文庫
短歌でエロスを表現する作品集。とても短歌に出てくるとは思えないような言葉が次々登場する問題作。
愛と性を自由奔放に五・七・五・七・七の形で見事に表現しています。
例えば「生理中のFUCKは熱し・・・」とか「責めて攻めて、セメテの好きな女ならば・・・」と言った短歌が続々登場いたします。反対に重い内容も句もあり絶妙なコンビネーションを奏でています。
(01.05.15新規)
『感情教育』中山可穂著 講談社文庫
女性同性愛小説であります。
主人公の那智と理緒はお互いに壮絶で不幸な子供時代を経て出会ってしまう。その2人が出会った時、愛は一気に燃え上がってしまうのです。前半は2人の生い立ち、後半は出会ってからの感情のもつれ合い・・・最後には・・・であります。
とにかく読み応え十分の小説、350頁強でありますが一気に読める小説です。作者曰く「これ一作で私は年老いた」という渾身の小説であります。
(04.05.01新規)
『マラケシュ心中』中山可穂著 講談社文庫
女性同性愛を軸に語られる小説であります。
歌人・緒川絢彦は女性ながらに男性名を名乗って活動を続けている、その前に現れた女・糸子や歌詞を提供した女性アイドル・広瀬マオとの関係を軸に複雑に絡む人間関係・・・それを断ち切るように、またつなぎ止めるように漂泊する絢彦、彼女の最後にたどり着いたのはモロッコ・・・糸子と一緒の旅だったが糸子を振り切ってモロッコの砂漠にたどり着いたのだ、そこで聞いた糸子の最後・・・テーマは心中、読み応え十分の小説「愛は、極めねばなりません。極めたら死なねばなりません。」のキャッチフレーズがピタリと当てはまる作品です。
『からくりアンモラル』森奈津子 ハヤカワ文庫
『からくりアンモラル』『あたしを愛したあたしたち』『愛玩少年』『いなくなった猫の話』『繰り返される初夜の物語』『一卵性』『レプリカント色ざんげ』『ナルキッソスの娘』『罪と罰、そして』の9作品からなるSF短編集。メイドロボットと少女の性の目覚めを描いた表題作『からくりアンモラル』を初めとして吸血鬼が支配する世界を描いた『愛玩少年』、双子の不思議な性のリンクを描いた『一卵性』など女性の性と生の不思議な意識とSF設定を織り交ぜて見事に描いた作品集であります。どの短篇をとっても「はずれ」が無いのが見事であります。
(08.03.07新規)
『スリーピング・ビューティ(1)眠り姫、官能の旅立ち』
『スリーピング・ビューティ(2)眠り姫、歓喜する魂』
『スリーピング・ビューティ(3)至上の愛へ、眠り姫』アン・ライス(A・N・ロクロール名義)著 柿沼瑛子訳 扶桑社ミステリー文庫
アン・ライス著の官能小説、ちょっとどころか、かなりエロいです。
魔女に呪いをかけられて100年の眠りについていた「眠り姫」は王子。王子は「眠り姫」を自らの城へ連れて行く、それも「眠り姫」を全裸にして・・・そこから、訪れる「眠り姫」への調教の日々・・・「眠り姫」は調教によって官能に目覚めていく・・・「眠り姫」の官能の旅が始まるのだ。
とにかく性的な調教・調教・調教・・・凄いです
(04.05.26新規)
『眼球譚〈初稿〉』オージュ郷(ジョルジュ・バタイユ)著・生田耕作訳 河出文庫
1928年にオージュ郷作として地下出版されたジョルジュ・バタイユの処女作。2人の女性と1人の男性の複雑な性関係に始まる物語・・・自由奔放な娘と精神を病む娘・・・精神を病んだ娘は自殺してしまう。残った2人はスペインに脱出して新しい性関係を持つ。卵を使った自慰、闘牛場や教会での冒涜的行為・・・当時としては(今、読んだとしても)かなり異端な小説であります・・・一気に読める一冊。
(04.07.12新規)
『百万人のお尻学‐エロティシズム、ドキドキ比較文化論』山田五郎著 講談社+α文庫
テレビで有名な山田五郎が語り明かす「お尻」の比較文化論的考察。ありとあらゆる知識を動員して「お尻」について語ります。
尻学言論・お尻の西洋美術史・お尻のファッション史・お尻と写真の変態史・お尻の戦後史・コラム・・・すごい知識量です。
タモリや医大助教授笠井寛司の文章も掲載!。
しかし、「お尻」を語るのにメッサーシュミットBf109とスピットファイアの形態の比較まで取り出してくるあたりがさすが山田五郎です。知識の有意義な無駄遣いとはこういう事でしょう、見習いたいものです。
山田五郎は講談社の正式社員であることはあまり知られてませんが・・・真面目な本の編集もされています。
(01.04.06新規)
『色道諸分難波鉦‐遊女評判記』酉水庵無底居士著 中野三敏校注 岩波文庫
難波のどら息子が親の目を盗んで遊里に行き遊女から「遊び方」の指南を受けるお話。大阪を舞台に江戸初期の遊女遊びを知る貴重な文献です。
書かれていることは現在に通じるところも中にはあります。この時代の粋な女遊びの仕方を書いています。
謎なのは、この手の本が岩波文庫が出ているところです。
(01.04.29新規)
『実感的性具考』船地慧著 歴史民俗学(15)偽書の日本史より 批評社
性具・・・即ち「大人のおもちゃ」の歴史について中国史を最初に、そして日本史に題材を求めて集めて資料化してある貴重な一文であります。
引用された文章は『妖花伝』『玉房秘結』『カーマスートラ』『日本書紀』『今昔物語』『好色旅枕』などなどにもとめて、とくに張形について詳しく述べております。
よくぞ調べたという記事であります。
(01.07.07新規)
『カストリ雑誌研究‐シンボルにみる風俗史』山本明著 中公文庫
戦後の混乱期に雨後の竹の子のように発生したエロ雑誌群、即ちそれが「カストリ雑誌」です。戦後の言論解放で出てきました、今からすれば大したこともない内容ですが当時とすれば刺激的なモノだったようです。
『猟奇』『でかめろん』『べーぜ』『りべらる』『あまとりあ』など本当に多数あったようです(今でも古書店を探すと出てくるらしいですが)。
それを接吻・ストリップ・ズロース・猟奇・有閑マダムなどの言葉を通じて読み解いていくのがこの本です。
巻尾の「カストリ雑誌・風俗史年表」は大変な貴重な資料です。
(01.07.07新規)
『お父さんたちの好色広告』唐沢俊一著 ちくま文庫
戦後すぐから高度経済成長時代に昭和のお父さんが、こっそり楽しんだ「オトナの広告」たちの本です。男性向け週刊誌やスポーツ新聞、夕刊紙の片隅にひっそりと載せられた広告たちを発掘している本です。狭いスペースにぎっしりと詰め込まれた性的欲望が時代を感じさせてくれます、にやりと笑わせてくれます。作者は「トリビアの泉」のスーパーアドバイザーの唐沢俊一ですので、解説の文章も読みやすくて笑えます。
とにかく気軽に読める一冊です。
(04.05.27新規)
『AV女優』永沢光雄著 文春文庫
アダルトビデオ・・・大抵の男性の方々はお世話になったでしょう。その主役がAV女優さんであります。
1991年から1996年までにインタビューした42人の女優さん達のお話です。
彼女たちの人生は、はっきり言って「凄い」の一言に付きます。まったく普通の少女からAV女優になった人から、とんでもない人生を送ってきた人、AVよりも凄い性生活を過ごした人・・・濃いです。
文章は大変判りやすい書き方になっていますが650頁を越す大著なので読むのは結構大変です。まぁ気になる女優さんの話から読んでいくのもいいかと思います。
これは一種の時代の歴史だとも言えるでしょう。
(02.07.25新規)
『AV女優(2)おんなのこ』永沢光雄著 文春文庫
上記の本の第2弾であります。今回も600頁強の大著であります。
今回、登場する女優さんは36人、インタビューは1996〜99年に行われたものです。
やっぱり女優さんの皆さんの人生は凄いです。前巻に出ていた人達よりも一段と凄いと感じてしまいます。やはり背景には世相の影響(バブルの崩壊や援助交際)があるのでしょうか・・・。もう一つ気になったのは家庭内暴力の多いこと、やっぱり何か影響が在るのでしょうか?。
何かとお世話になった女優さんも多いことでしょうから読んでみられてはいかがでしょうか。
(04.03.08新規)
『風俗の人たち』永沢光雄著 ちくま文庫
こちらは風俗のルポであります。1990〜1997年にかけてのルポであります。
テレクラに始まりSMクラブ・本番ストリップ・ロリコン・女装・幼児プレイ・ボンテージ・レズバー・ゲイバー・変態クラブ・個室割烹・ふんどしパブ・ピンク映画・ホモ映画館・ソープランド・素股プレイなどなど(打ち込んでいて、いいのかと思ってしまう)作者が現場に行って取材した文章です。何の飾りもなく作者の本音が偽ることなく書かれています・・・逆に本音であるために少し萎えてしまう事があるかも知れませんが真実のルポなのです・・・読みやすいです。
(02.12.15新規)
『日本エロ写真史』下川耿史著 ちくま文庫
日本に写真術がやってきたのが江戸末期、そのすぐ後からエロ写真は誕生しているのです。同時に海外からもエロ写真はやってきました。アマチュア・エロ写真も誕生、日露戦争後に更に発展、大正時代にもブーム到来、パロディ・エロ(今で言うアイコラの元祖のようなもの)の流行、満州でのエロ写真、そして戦後に大爆発というのが日本エロ写真史だと解説してあります。写真も多数掲載・・・良い本です。
(04.06.01新規)
『「奇譚クラブ」の人々』北原童夢・早乙女宏美著 河出文庫
戦後最初に本格的に発行されたSMマガジンである「奇譚クラブ」の歴史をたどる一冊。『花と蛇』や『家畜人ヤプー』が連載され三島由紀夫・澁澤龍彦・川端康成・江戸川乱歩・寺山修司が注目した雑誌・・・現在となっては幻となった雑誌はどのような雑誌だったか?どのような人々が関わったか?細かく解説・・・当時、雑誌に掲載された写真・図版も多数掲載(文庫本のため多少荒い)。
戦後、日本の性風俗の一端を知るために必要な一冊。
(04.07.05新規)
『「奇譚クラブ」の絵師たち』濡木痴夢男 河出文庫
上で紹介した「奇譚クラブ」でイラストを担当した人々(即ち絵師)について解説した本であります。一番の人気者だった喜田玲子(本名須磨利之→男性です、別名美濃村晃)を中心に柴谷宰二郎(別名方金三・三条春彦・滝麗子)・都築峯子等々を紹介。戦後「縛り絵」を中心としたSM画を描き続けた人々を実際に、その人達と接触していた作者が紹介していく1冊・・・上で紹介した本と一緒に読むことをお勧めします。
(04.12.27新規)
『「奇譚クラブ」とその周辺』濡木痴夢男 河出文庫
シリーズ第3弾であります。『奇譚クラブ』(後に同じくSM誌『裏窓』の編集者になる)の編集者であった作者が当時を振り返ります。SMに強い偏見のあった当時、それと戦いながら同時に警察(とそれに同調するPTAやプロ市民たち)との戦いも続いたのであります。当時の異常なまでの検閲に対する反発、とともに現在の安易なエロスに対する痛烈な批判も真摯に受け取らねばならないでしょう。当時の雑誌に携わった色々な人びととの人間的な関係は深いものであり、とても人間くさいものであります・・・単なるSM史としてでなく戦後文化史の1冊として読める本です。
(07.01.28新規)
『ローマ人の愛と性』木村凌二著 講談社現代新書
ローマ人の愛と性・・・みなさんは、どのような感覚をお持ちでしょうか?。
暴君ネロやカリギュラに代表される狂乱の「愛と性」の暴走ではないでしょうか?確かに今から考えると大変な時代だとも思えます、後のキリスト教が支配にしてみれば、とんでもない風俗と考えられるでしょう・・・でも当時は大なり小なり色々な風俗があったようです。快楽主義の時代だったのです・・・でも単なる快楽主義の時代だけでも無かったようです・・・それを証明してくれるのが、この一冊であります。興味がある方は一読を・・・。
(02.12.15新規)
『愛しのペット‐獣姦の博物誌』ミダス・ディケルス著・伴田良輔監修・堀千恵子訳 工作舎
人類最大のタブーのひとつである獣姦について書いた本。そう人間と動物のエロティックな関係について博物学的に解説した本であります。内容は「古代・中世の獣姦は日常的」「動物はどんな気持ちなのか」「サル学者に女性が多いのは何故か?」「もっとも人気のある獣姦は?」「一物を見て見ぬふりをする愛犬家」「人間はなぜ動物を去勢するのか?」など興味津々なテーマが満載であります。図版も多数。「獣姦って結構深いテーマなんです」と感じさせてくれる1冊です(ちなみに私はやってみたいとは思いません)。
(04.09.13新規)
『ぐろぐろ』松沢呉一著 ちくま文庫
非常識とは何か、下品とは何か、不快とは何か、タブーとは何か・・・闘うエロライターが公序良俗を振りかざす権力に、他人の自由を奪う人間達に宣戦布告(それもユーモアたっぷりに)・・・と言っても内容は題名の通り「ぐろぐろ」、アナル・マニアの話に始まって屁、ゲロ、SM、ウンコ、ワキガ、セクハラ、エロギャグ、陰毛、尿道炎、ゴキブリ、胃カメラ、怪談、食虫、痰、ウジ虫、身体改造などなど、てんこ盛りであります。読んでいると少し不快で大いに笑える1冊であります。
(04.10.04新規)
『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』赤松啓介著 ちくま学芸文庫
元々、2冊だった本を文庫化するに当たって1冊になった本。
伝統的な日本社会においては「ムラ」であれ「マチ」であれ性に対しておおらかであったことを筆者の体験を中心に論述した1冊であります。筆下ろし・水揚げ・若衆入り・夜這いなどなど日本の夜の民俗学について事細かく、筆者独特の文章形態で書いています。後は従来からある柳田国男の民俗学を徹底的に批判している所も痛快であります(「性とヤクザと天皇」について語らない民俗学は意味がない)。徹底的に庶民の中に入り込んで調べ上げた日本の性の実態は立派であります。
(04.12.13新規)
『性の用語集』井上章一&関西性欲研究会著 講談社現代新書
「性の言葉」の起源と変遷について単語ごとに調べた1冊。いつから「性」は「セックス的」意味を持つようになったか?「ヘア」はいつから「陰毛」をさすようになったか?「風俗」はいつから「フーゾク」に変化したか?知っているようで知られていない、記録されているようで記録されていない「性」の用語について種々の文献から調べています。取り上げられた単語は性・エロ/エロス・エッチとエスエム・変態とH・童貞・処女・ヘア・フーゾク/風俗・ママ・ホステス・おかま・女装・巨乳・〜専・コンドーム・セックスレス・カーセックス・のぞき・立小便・援助交際・ウラ・アベックはカップルか?・社交・ニューハーフ・Mr.レディ/Miss.ダンディ・ノンケ・フリーセックス・不能・ブルー・カジュアルセックス・猫をかぶる・秘宝館・ダッチワイフ・自然主義・出歯亀・おすとエス・M検・三等症・女衒・娘子軍・パンパン・赤戦・特効・ゲイボーイ/シスターボーイ/ブルーボーイ・桃色遊戯・イット(it)・半処女・ボボ・ブラジル・眠姦・鶏姦・レンコンであります。思わず「へぇ」と唸りたくなる知識が満載であります。
(05.03.14新規)
『オール・アバウト・セックス』鹿島茂著 文春文庫
筆者曰く「書評を通じてセックスのフィールド・ワークを試みたいと思った」。自他共に認めるビブリオマニアの筆者が古今東西のエロス本を紹介する本。紹介される本の数は百数十冊・・・とにかく多種多様、日本の風俗から世界のフーゾクまでありとあらゆる本が出てきます、読みたい本多数であります。
(05.07.03新規)
『中国艶本大全』土屋英明著 文春新書
艶本(好色小説)は各々の民族を知るための貴重な文献であります。中国の古典艶本は現在まで約150種類が伝わっています。中国艶本の全盛期は明から清の時代です、しかしながら古くは唐の時代のものが残っており遣唐使が日本に持ち帰り日本文学に影響を与えたものがあります(『遊仙窟』)。この本では代表的な6作品・・・『遊仙窟』『如意君伝』『痴婆子伝』『金瓶梅』『僧尼■海』『春夢瑣言』・・・を詳しく解説しながら中国艶本文化を解説します。日本の艶本に影響を与えながらも日本とはまったく違う中国艶本の世界を紹介してくれる1冊です。
(05.09.25新規)