美少女と言えば最近では「大道寺知世」とか「アブリアル・ネイ=ドゥプレスク・パリューニュ子爵・ラフィール」(長いぞ)とか「神岸あかり」とか「巳真兎季子」とかが有名でありますが(個人の趣味で選んでる訳じゃないですよ、断っておきますが)、今回は違う視点と定義で迫ってみます。
まずは定義から始めましょう。
美少女・・・即ち、ただ単に美しい(かわいい)少女と言うだけでなく、その存在自体が周囲を狂わせる程の存在であるということ。
『ロリータ』ウラジミール・ナボコフ著・大久保康夫訳 新潮文庫
古典であり美少女モノの基本といえる一冊。もちろん「ロリータ・コンプレックス」という言葉はこの作品から出たものであります。
若き頃からニンフェット(美少女)に魅せられた主人公が中年になって巡り会った一人の少女「ロリータ」、彼は彼女に溺れながら転落の人生を送っていく。
独特の粘着質の文体が、いやらしさを増していくのです。多少こってりしている文体が良いのです。
(04.02.26新規)
『甘い蜜の部屋』森茉莉著 筑摩文庫
かの森鴎外の長女である森茉莉が10年の期間をかけて書き上げた傑作。
内容・大正時代、裕福な家庭の一人娘モイラは、父親の愛情を一身に受け何の不自由もなく美しく育った。しかし、彼女は生まれ持った天使の美貌、無意識の媚態、皮膚から放つ香気、薔薇の蜜で周囲の男たちを次々、狂わして行く。第一部幼時編、第二部処女喪失編、第三部結婚編と次々に登場する周囲の男たちはモイラの無意識に放つ蜜に呼び寄せられ破滅への人生を進む。特に結婚相手は・・・。
主人公モイラは典型的な恐怖の美少女。「無意識」が彼女のキーワード、彼女は何にもしないのだ。何も、しなくても周囲の場は彼女の存在だけで歪んでゆく。そのくらい強力な美少女なのだ。
周囲の場を狂わせるといえば筑摩文庫版夢野久作全集〔4〕収録『笑う唖女』のヒロインも若き青年医師を狂わせるが美少女というより薄痴美ですけど・・・一読の価値はあります。
『北の愛人』マルグリッド・デュラス著 清水徹訳 河出文庫
言わずと知れた『ラマン』の原作者マルグリッド・デュラスの作品。本人が映画の出来が気にいらなくて『ラマン』全面改訂版として書き上げた作品。
内容・仏領インドシナに住む貧しい仏人は裕福な華僑の若者と出会い「愛人」となってしまう。あらすじは映画「ラマン」とほとんど同じですけど、こっちの方が練ってあり完成度が高いです。
作者本人は映画自体、気に入ってないらしく本文中に映画のカット割りまで書き込んである所も一見の価値有りです。個人的には映画の出来も悪いとは思いませんが・・・特に字幕版、フランス語の響きが意味が分からなくても、とってもいい感じです。
『白い少女』村田基著 アンソロジー『少女怪談』より 学研ホラーノベルズ
この作品はホラーです。
内容・古びた家の2階の窓から、いつも上半身をのぞかす美少女。少年は吸い込まれるように家を訪ねた。彼女の両親は少年を歓迎し歓待した。しかし、美少女は姿を見せない。彼女が姿を見せた時、恐怖は始まった。
結構、個人的には怖かったです。キーワードは虫、これ以上説明したら読む時つまらないですから。
まずはフィクション・・・
『少女地獄』筑摩文庫版夢野久作全集〔8〕収録
これは、美少女かどうかわからないので欄外にしておきました。内容は少女が自らの嘘によって人生の地獄に堕ちていく話。いかにも夢野久作的作品。ただし、夢野久作の作品は、くせが強いので誰にでもお勧めとはいきませんけど。
『ディスコミュニケーション精霊編』 植芝理一著 講談社アフタヌーン・コミック
精霊編は全3巻。
摩訶不思議なコミック。主人公は高校生だが精霊編の主役は火の精霊を自由に操る少女と言っていいだろう。
内容・う〜ん説明できない。言葉に出来ない。とにかく読んでみて下さい(漫画喫茶で結構です)。
テーマは「何故、人は人を愛するのだろう?」
書き込みの細かさは最高。目がちかちかするかも。
『最終兵器彼女』高橋しん著 小学館ビッグコミックス
全7巻。アニメもあります。
彼女も真の意味で美少女と言える訳ではない(表紙を見ると結構、かわいい)
主人公ちせはチビでのろまでどじっ子で成績も中の下。彼とつきあいだしてしばらくして事件は起こった。
某国の攻撃が起き二人は、はぐれる。そして再会・・・その時、彼女は最終人間兵器に生まれ変わっていた。抱きしめた彼女の心臓は音がしなかったのだ。
ちせは何かあるたびに出撃していき、兵器として成長していく。しかし心はそのまま・・・苦悩。
最終兵器を彼女に持った・・・苦悩。
残酷な恋愛物語が進行していく。周囲では2人の意志とは関係なく事態が進行していく。
地球最後の恋愛が動く・・・ちせだけじゃない、周囲の人物の悲喜こもごも人間模様にも涙。とくにクラスメイトのアケミの最後は衝撃的すぎる
柔らかい絵柄とは正反対の残酷な恋愛メルヘンです
究極のせつなさを感じ取ってください・・・感動します。
(03.12.10改訂)
『ココロ図書館』高木信考著・黒田洋介脚本 メディアワークス
全3巻発売中。
人里離れた山奥にあるココロ図書館、そこに「いいな」「あると」「こころ」の3姉妹が司書として働いています。静かで綺麗で人のあまり来ない図書館で起きるコミカルでハートフルなお話が、この本です。
この3姉妹が、美少女なのです。
本当に読んでいて心がなごみます。こんな図書館があったら、毎日通いたくなってしまいます。
でも、司書なのにメイド服なのは何故?(でも、気にならない)
(03.03.15改訂)
『えすたぶ‐Rough Setting Collection
for Animation KoKoRo LIBRARY』高木信考著 M・ blem
『ココロ図書館』のアニメーション版の設定資料集であります。
「いいな」「あると」「こころ」の3姉妹をはじめ多くの登場人物の原画が掲載されています。
注・同人誌ですのでご注意を・・・。
(02.02.15新規)
『GUNSLINGER GIRL』相田裕著 メディアワークス
現在6巻まで発売中、アニメも放映中。
不幸な過去、「義体」と呼ばれる機械の体、薬による洗脳、公益法人社会福祉公社と呼ばれる特殊諜報機関、それが彼女たち少女に与えられた生きる場所。でも彼女達は決して不幸ではない・・・生きる場所を与えられたのだから・・・それが彼女たちの悲劇かもしれない。
少女と銃の群像劇、淡々と進むストーリーが残酷さを強調してしまう・・・でも目が離せない作品。アニメも良くできてます。
(07.01.14改訂)
『みかにハラスメント』水兵きき著 ガンガン・コミック
コミックスです。
主人公の女の子みかにちゃんが、トップレス社会に行かされたり、犬耳としっぽを着けられて犬のペットにされたり、リングを着けられてょぅι゙ょに退行させられたり鬼畜でマッドサイエンティストな姉の悪巧みに巻き込まれてしまうと言う作品であります。とにかくみかにちゃんがエロい目に遭わされています・・・1冊で終わるには惜しい作品であります。
(05.04.27新規)
『まとちゃん』結城心一 一迅社
4コマ・コミックスです。
高原馬頭子(小学生・眼鏡っ子)・・・天文マニアの父が馬頭星雲に名前を付けました、宇宙の高みをめざし常にマクロの視点を持って欲しいと名付けられました・・・ところが馬頭子ちゃんは大の虫好き、ミクロな視点で生きています。とにかく馬頭子ちゃんは虫が大好き、虫を追いかけて授業を抜け出すは筆箱の中に虫を飼うは、いつも騒動を起こします。周りのお友達も個性的な子ばかり、通っている学校には不思議な空間はあるし後半に出てくる兄はさらに・・・『週間わたしのおにいちゃん』等に連載されていた作品をまとめてあります。とにかく笑える1冊です。
(07.01.14新規)
『プッシャー』ジョン・ヴァーリイ著 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫『ブルー・シャンペン』より
続いてはSF。地球に来るたびに公園の少女に声をかける宇宙船の男、彼はウラシマ効果で年を取らないのだ。次に地球に帰ってきたときには自分は年を取らずに相手の女の子は年を取っているという不思議な世界です。
(01.07.07新規)
次はノンフィクション・・・
『少女コレクション序説』澁澤龍彦著 中公文庫
読んで字のごとくの作品。いきなり表紙から四谷シモンの少女人形、でも内容はまじめな本ですので安心です。澁澤龍彦の持つ古今東西の博物学知識を総動員して筆記される少女論+アングラ知識。読んで絶対に損はなし。少女論の基礎論です。
『夜想〔26〕少女』 ペヨトル工房
こちらも、少女論一色の本。多分、今なら発禁?って写真も載っていますが知識量は目一杯ですので興味のある方はご一読を・・・。
フィクションも載ってますので。
もっと、バーチャルなのをお望みならば以下の2冊を、お読み下さい。
『別冊宝島〔349〕空想美少女読本』と『別冊宝島〔421〕空想美少女大百科』 宝島社
電脳(コミック・ゲーム・アニメ)萌え系少女の大博覧会、この2冊を読めば1998年末までの電脳萌え系の基礎知識はOK!。と、言っても深入りはしないようにしましょう。人生が壊れて行くだけですから・・・なんて書いたら怒られるかな。
えっ、バーチャルじゃつまらない、もっと過激なモノをお好みですか?そいつは困った困った・・・なら、お勧めの1冊があります。(内緒ですよ)
『危ない28号Vol.2特集・兵器』 データハウス
内容?あえて書きません。私は特集につられて買って中を見てビックリ!。おいおい、こんな本を出版していいのかって本です。ちなみに、この本に書いてある事を実行すると逮捕されます、たとえ海外でもです。細かい内容は伏せておきます。ちなみにVisualBasic5.0を合法的にタダで入手する方法なども掲載されています。ちなみにVol.3は東海村・新幹線爆弾犯の元本です。