異形なる移動体
要するに変わった乗り物です。
普通の形の乗り物では満足できない人は多いはずです。
世の中には多くの「異形なる移動体」が存在します。
それを少しでも紹介できればと思います

『幻の人車鉄道‐豆相人車の跡を行く』伊佐九三四郎著 森林書房
 その昔、鉄道は馬が曳いていました。馬車鉄道です。その後は蒸気機関を始めとする動力で引っ張っています。
 しかし、近代化の途中の明治〜大正の日本には人が押す鉄道があったのです。それも炭坑の中のトロッコなどではなく、お客を乗せて走る鉄道があったのです。
 もちろん乗客は数人程度、時には乗客が押すのを手伝ったという幻の鉄道が人車鉄道なのです。いまや歴史の忘却の彼方に忘れ去られた人車鉄道について豆相人車鉄道(熱海〜小田原)を中心に述べたのが本著です。
 丁寧に人車鉄道の歴史を述べ、豆相人車鉄道の跡をたどったルポです。
 私も最初に本書を見たとき鈍器で殴られたような衝撃を受けた記憶があります、まさか人が鉄道を押していたなんて・・・でも実在したのです。これは初めて、その全貌を述べた本なのです。
 (01.03.16新規)
『幻の人車鉄道‐豆相人車鉄道の跡を行く』伊佐九三四郎 河出書房新社
 上記の本の全面改訂版であります。
 特に豆相人車鉄道跡については再度、軌道跡を歩き直し周囲の人々にインタビューし直しており貴重な証言が得られている。また当時使われていた枕木やレールも発見している。現場写真も追加されています。
 (03.12.08新規) 

『人が汽車を押した頃‐千葉県における人車鉄道の話』佐藤信之著 崙書房ふるさと文庫
 上記と同じ人車鉄道について述べた本です。ただし千葉県限定の一冊です。
 内容は濃いです。千葉県における全ての人車鉄道について調査されています。もちろん計画だけで終わった鉄道についても書かれています。
 こういう地方出版は非常にうれしいです。地域密着・背伸び無し・地を這うような細かい調査・・・どれをとっても文句無しです。地方出版の一品です。
 (01.03.17新規)

CAR MAGAZINE1996年12月号増刊『福野礼一郎のスーパーカー型録』 福野礼一郎著 ネコ・パブリッシング
 スーパーカーって不思議な存在ですよね。よく考えれば日本の公道でスーパーカーの性能をフルに発揮できるところなんて無いんですよ。それに、とんでもない値段と性能と乗りにくさ・・・。
 本書ではフェラーリ・ランボルギーニ・BMW・ランチャストラトスなどなど’70年代のスーパーカー取り上げています。
 熱狂的車好きの作者が車の知識を総動員して記事を書いています。
 本自体も全てカラーで見ているだけで綺麗です。機械の機能美を堪能してください。
 (01.04.08新規)

『幻のスーパーカー』福野礼一郎著 双葉社
 上記と同じ作家の本。
 こちらは有名どころは一通り押さえてあります。
 上記の本よりも写真は少ないけれども、その分イラストが多数掲載されています。この全てのイラストが筆者本人が書いたという優れモノ。作者の情熱が伝わってきます(いや、これが本当に細かいのだ)。
 作者の気合いが入った一冊は一読の価値あり。
 (01.09.29新規)

『世界の駄っ作機』岡部ださく著 大日本絵画
 ありとあらゆる駄作機体を紹介する本。ご存じ軍事評論家岡部いさくが別のペンネームで書いた作品
 基本的には何故かイギリス機中心。イラストも本人担当。
 まぁ有名な機体の影には失敗作が山のように存在することが良く判ります。そして筆者がそれを愛してやまないことが文章から感じ取れます。機体の名前を挙げても良いのですが、あまりにマイナーな機体が多いので辞めておきます。
 巻尾には、これまたゲテモノ好きの宮崎駿との対談もあり、マニアックな話が満ちております。
 (01.09.29新規)
『世界の駄っ作機(番外編)蛇の目の花園』岡部いさく著 大日本絵画
 作者のイギリス機に対する異常な愛情を詰め込んだ1冊。異形の機体と言えばすぐにドイツ機を思い出すことも多いですが、案外多いのがイギリス機・・・何だか用途がはっきり定まらない機体を作ったり、妙に時代遅れの機体を大事に作ったり、同じ用途の機体を数種類量産したり、なかなかゲテモノ機体の宝庫であります。そんな機体を中心に作者が紹介(もちろん、ちゃんとした機体・・・トーネードGR4やユーロファイター・タイフーン、グロスター・ミーティアなど)しています。番外として「ライトニング誕生物語」「偉大なる女帝のお話(空母の話)」「英国艦隊ベストテン」「蛇の目の七ふしぎ」も掲載であります。
 (05.03.21新規)

『世界の珍飛行機図鑑』西村直樹著 グリーンアロー出版
 馬鹿と天才の紙一重の世界は何処にでもあります。それは飛行機の世界においても同じです。成功していれば傑作機の仲間入りが出来たのでしょうが失敗すれば「珍飛行機」の仲間入りです。それをまとめたのが、この一冊。
 例えばソ連VTOL機、空飛ぶジープ、テイルシッター、寄生戦闘機、水上スキー付きジェット戦闘機、キャタピラ付き飛行機、潜水飛行艇、飛行自動車、空飛ぶ円盤機、原子力爆撃機、月面着陸訓練機、囮飛行機、左右非対象機などなど・・・盛りだくさんであります。
 (02.06.03新規)

『続・世界の珍飛行機図鑑』西村直樹著 グリーンアロー出版
 上記の本を出版した後、調べたら出てくる出てくる珍機の数々・・・それをまとめたら、また一冊本が出来てしまったという作品です。
 偽プロペラをつけたジェット戦闘機、Xウィング機、デカ鼻機飛行隊、ロープウェイ方式離着陸機、ロシアの円盤機、空飛ぶ広告看板、アヒル飛行機、エンジン首振り機、ムカデタイヤ輸送機、蝿力飛行機、下向き機銃乱射機、爆撃機型護衛戦闘機、観測機空母、サッカー戦争、絵に描いた機関銃、水玉模様爆撃機なとなど・・・今回も盛りだくさんであります。
 しかし、いろいろ人間考えるモノだと思う一冊です。
 (02.06.03新規)

『異形機入門‐究極の機体徹底研究』飯山幸伸著 光人社NF文庫
 とにかく変わった機体を紹介する本です(時期は1950年代まで)。超大型機に始まり変形機・双胴機・非対象機・無尾翼機・円形翼機・先尾翼機・前進翼機・変形翼機・タンデム複葉機・推進式プロペラエンジン・双子エンジン・複合動力機・変種滑空機・変種回転翼機・無人機・VTOL機・親子機・・・よくぞ色々考えましたと言う機体を紹介しています。面白い1冊です。
 (05.05.16新規)

『決戦兵器ゆ陸軍潜水艦‐陸軍潜航輸送艇ゆの記録』土井全二郎 光人者
 世界でも類がない陸軍の作った潜水艦、それも陸軍の主力兵器である戦車の製造を止めてまで作り上げた輸送潜水艦の計画から最後まで論じた貴重な一冊。
 海軍の輸送能力と海上護衛能力に絶望した陸軍が自前での輸送能力を保持するため輸送潜水艦を作り上げたのだ、海軍にも秘密にして・・・しかし計画10ヶ月にして1号艇を完成してしまった、作り上げたのは機関車工場やボイラー工場、乗組員も元戦車兵・・・それでも戦争終了までに40隻を完成させ実戦投入、フィリピンまで出撃した驚異の記録である。
 しかしながら旧陸軍と海軍の不仲も戦争の敗因の一つではないかと考えさせられる一冊であります。

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