櫻(桜)の花は私の好きな花の一つです。
 春の花の中では一番、好きでしょう。
 蕾が冬の間に徐々に膨らんでいくゆく姿を見るのも、春の予感を感じさせるのに最もいいもの一つです。
 あの短い花の命。春風の中、ひらひらと舞う花びら。
 そう、命が短いからこそ美しいのです。
 だって櫻が2カ月も咲いていたら気持ち悪いでしょ。
 ちなみに日本風の花見は嫌いです。だって、酒を飲むための口実にすぎないじゃないですか。
 (酒の飲めない私には特に)
 私の好きな花見は地元の阪急電車神戸線特急の先頭車か最終車にのって櫻のトンネルを通り抜けるのが好きです。
 電車の風圧で櫻の花びらが舞うのが、またいいのです。

『桜の樹の下には』梶井基次郎著 ちくま文庫梶井基次郎全集全一巻より
 「桜の樹の下には屍体が埋まっている!これは信じていいことなんだよ」の衝撃的な出だしで始まる作品。
 作者の心の陰の部分から陽へとの微妙な変化が4ページの短編に詰めこれています。
 最初の一言が一人歩きしてしまった作品。
 いきなり、この本の紹介は・・・と思ったんですけど。

『めぞん一刻』高橋留美子著 小学館ビッグ・コミック
 全15巻。いまさら内容を説明する本ではないのですが・・・。
 あらすじ・・・ぼろアパートの管理人となった美しい未亡人音無響子は無き夫が忘れられない、その未亡人を愛する五代裕作とのラブ・コメディー。ここまで説明すれば後は必要ないでしょう。
 桜が印象的なのは15巻の最後の2話
「桜の下で」「P.S.一刻館」の桜の舞うシーン。
 
「桜の下で」・無き夫の墓前で音無響子が五代裕作に「あなたに会えて本当によかった」と言うシーン。
 
「P.S.一刻館」・1年後桜の舞い散る中、一刻館に子供を連れて帰り「春香ちゃん、おうちに帰って来たのよ。ここはね・・・」「パパとママが初めて会った場所なの・・・」のシーンは感動モノです。アニメ版の最終回も桜のシーンが多く感涙ものでした。
 ちなみにフランスでもアニメ版
『めぞん一刻』は放映され人気があるそうです。ちなみにフランスでの題名は『ジュリエット・ジュテーム』だそうです。フランス人が好きそうな話ですものね。

『カードキャプターさくら』CLAMP著 講談社コミックス
 全12巻。いまさら内容を説明する作品ではないのですが・・・下手に説明すると殺されかねませんから。
 あらすじ・・・父の書斎で偶然見つけた古書を偶然開いた木之本桜は飛び散った「クローカード」を集めるお話(第1部クローカード編)。クローカードの主となった桜がカードを「桜カード」に変えていき、カードと魔法と転生の秘密、そして李小狼との恋のお話(第2部さくらカード編)。これ以上の説明は不用でしょう。
 TV作品や劇場版にもなった20世紀最後の魔法少女作品の傑作と言えるでしょう(少女マンガでありながら「大きなお友達」を魅了してしまった)。
 桜・・・もちろん木之本桜という主人公の名前もあって、このコーナーに入れた作品なんですが最終巻(12巻)のラストシーンも桜の舞うシーンです。
 
『カードキャプターさくら』論については別項を設けて語りたいと思います。

 ここからは『CCさくら』の同人誌を幾つか紹介していきたいと思います。
『サクラチルさくら』古事記王子・MAGNA BROSS発行
 18禁モノです。雪兎×さくら、知世×さくら、桃矢×さくらの3本立ての同人誌です。真ん中の知世×さくらの作品が非常に濃厚であります。
 (02.02.15新規)

『GambleClubさくら』香坂純作画 ギャンブラー倶楽部発行
 こちらも18禁モノです。桃矢×Mirrorのカードが変身したさくら、(知世+園美)×さくらの2本立て。後の方(知世+園美)×さくらはかなり濃厚、特に園美×さくらは極限的に濃厚であります。
 (02.02.15新規)

『ヒメの民俗学』より『花と女』宮田登著 ちくま学芸文庫
 江戸期の浮世絵に「桜の下に美女が立つ」姿はよくある題材である。平安時代から桜の花見は日本の伝統行事であった。桜が散った後に苗代の植え付けが始まるところから花見は豊穣と結びついている、同時に花見は歌垣の時期でもあった。
 ほかにも花見にちなんだ伝説や言い伝えが多く残っている、これを解説したのがこの文章である。当然「桜の木の下には死体が埋まっている」伝説についても語られている。
 (03.09.07新規)

『桜が創った「日本」‐ソメイヨシノ起源への旅』佐藤俊樹著 岩波新書
 日本の花と言えば桜、その代表品種はソメイヨシノというのが現在の日本人の嗜好(思考)であります。でもソメイヨシノが品種改良によって出現したのは江戸末期、日本各地に植えられたのは明治に入ってからであることを、この本は教えてくれます。それまでの日本の桜はヤマザクラやエドヒガン・オオシマザクラなどなのです。そのソメイヨシノの起源を作者は丹念に調べ上げ、日本人の感覚の変化もたどっています。日本人の桜好きについても考察する1冊であります。
 (05.05.16新規)

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