クラシック倶楽部
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第16回 人気投票結果・2002年8月【器楽曲編】

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はじめに

結果発表が遅れましたことお詫び申し上げます。投票くださったたくさんの皆様、どうもありがとうございました。

皆様からの推薦結果でその曲のファンが増え、またこれからクラシック音楽を聴いてみようかなという方の参考になれば幸いです。

総評

今回は得票数が大きく増えました。そしてバッハとベートーベンとショパンがそれぞれ3曲づつベスト10入りして10曲のうち9曲をその3人で占めました。

特にベートーベンのピアノソナタはベスト10も含め多数の得票をえておりましたことは特徴的なことでした。

過去3年のベスト10の推移表を作成しました。ご参考になれば。

「クラシック倶楽部お勧め」コーナーでは、ベスト10には入りませんでしたが、素晴らしいコメントと共にクラシック倶楽部からもお勧めする作品を選びました。

結果発表

これまで推薦CDには最も多かった盤を記載しておりましたが、推薦盤が多岐に渡る傾向と、掲載上誤解を生む可能性があることからコメントを掲載させていただきました方の推薦CDを記載させていただくことに致しております。特にCDの指定がなかった場合は多かったCDを掲載いたします。

第1位 バッハ:ゴールトベルク変奏曲・・・51ポイント
推薦CD:ペライア(ピアノ)
ゴールトベルク変奏曲はバッハの得意とするフーガ形式ではなく、普通の変奏曲ですが、眠れない貴族のために書いたというだけあって、深夜に聴くのにふさわしい魅力的でおだやかな、しかし長大な変奏曲です。この長大な変奏曲をなんと39分で弾いてしまったのがグレン・グールドの歴史的な録音(1955年のほう)だったのですが、そろそろ別の人の演奏でも聴いてみたいと思っていた矢先に出たのが、このペライアのCDです。演奏時間は73分です。グールドと聴き比べてみると、硬質の音でゆったりと曲が進むのがわかります。(n.nagaiさん)
第2位 ベートーベン: ピアノソナタ第23番「熱情」・・・48ポイント
推薦CD: ウィルヘルム バックハウス
高校生の時、FMクラシックアワーでバックハウス演奏のものをテープに録音しました。先日20年ぶりに聴いてみました。テープは伸びているところもありましたが、当時を思い出して今なら弾けるだろうかと思ってしまいました。ピアノの先生には無謀だといわれました。でもあきらめてはいません。バックハウスの流れるような演奏をもとに、密かに特訓を続けようと思います。(massiyさん)
第3位 J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ・・・47ポイント
推薦CD: ヴィクトリア・ムローヴァ
(パルティータ第2番)初めて有名なシャコンヌをまじかで生で聴いた時の感想はまさに圧巻だった。シャコンヌは無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータの一節だが、こんな曲は滅多にお目にかかれないと思った。。そこで購入したCDがムローヴァのものだった。この演奏は決して裏切ることのない素晴らしい演奏だった。ある意味生で聴いた演奏よりも鋭く光っていた。よくソナタ形式とかロンド形式とか音楽の形式論を耳にする。そんな形式論なんてどうでもよいと感じてしまう程純に音楽にのめり込んでしまうのがこの無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータでしょう。(登山家いっちーさん)
第4位 ショパン: ポロネーズ第6番《英雄》・・・40ポイント
推薦CD:マルタ・アルゲリッチ
厳粛な感じのする16小節の後に、有名な曲がためていたように爆発して一気に流れ出る感じがする。(kotaさん)
第5位 ショパン: 夜想曲第2番・・・39ポイント
推薦CD: ピレシュ
いわずと知れた超有名曲。あまりクラシックを聴かない人でもこの曲が流れると,この曲っていいよね,って思わず言ってしまうのではないでしょうか。(フレディさん)
第6位 ベートーヴェン: ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」・・・38ポイント
推薦CD:ポリーニ
あの胸のすくようなオープニングが大好きです。内容的にも最後まで非常に充実。暑苦しさがなくさわやかにきける秀逸な作品です。(うまとらさん)
第7位 シューベルト: 即興曲op90・・・35ポイント
推薦CD: ケンプ
(第3番)ゆったりとした雰囲気と憂いと叙情を帯びた旋律が心を打ちます。ロマンティックだったり,迫力があったりする外見の派手さはないけれど内面に訴えてくるものがある名曲です。ケンプの演奏がその叙情を最もよく表現していると思います。心に染み入る演奏で泣かせてくれますよ。(やんからさん)
第8位 J.Sバッハ: 平均律クラヴィーア曲集・・・34ポイント
推薦CD: ARCHIVの POCA−2084/7
全体がのびやかに、ゆったりと落ち着いて聴けるし感情が豊かになります。(中道さん)
第9位 ショパン: 舟歌 嬰へ長調 Op.60・・・31ポイント
推薦CD: アシュケナージ(LPレコード)
ショパン晩年の屈指の名作と云われます。波間にたゆとう小舟に一人乗ってなんとなく物思いに耽っていると、どこか幽玄の世界に誘い込まれる・・・・そんな想いを抱かせてくれます。嬰へという変わった調性によるのかも知れませんが、ショパンの他の曲とは少し違った特異な雰囲気を持っています。昔中学から高校にかけて聴き始めたクラシックの中で、この曲は少し難しかったですが、コルトーのなんとも云えぬ語り口調の演奏が忘れられません。コルトーの盤が今あるかどうか分かりませんので、代わりにアシュケナージを挙げさせてもらいます。(Popさん)
第10位 ベートーヴェン: ピアノソナタ32番・・・28ポイント
推薦CD:R・ゼルキン(ライヴ盤−グラモフォン)
人間の心の浄化されていく様子が描かれていると思う。「心があらわれるような音楽」とはよく言うが、まさにそれ自体。人間の存在に思いを馳せる。(西嶋健太さん)

クラシック倶楽部お勧め

ショパン: バラード1番
推薦CD: (ポリーニ)
これはいい曲です!!!見せ場が非常に多いですし。技巧をこらしながらその中に美しさを保つこの曲わ本当に素晴らしい。是非ともお聞きいただきたいですね(椰子兎さん)
ベートーベン: ピアノソナタ第28〜32番(特に29番)
推薦CD: マウリツィオ・ポリーニ 後期ソナタ集
ピアノ好きが嵩じて、クラシック音楽愛好の階段を登り始めた。その端緒は、ベートーベンのソナタ23番(熱情)。その後、32曲のソナタはいつの間にか全集を含め55枚のCDコレクションになっている。リヒテル、グールド、ケンプ、ピリス、内田と、ポリ−ニ以外にも愛聴しているが、入手した演奏家はすべて小生の波長に合う素晴らしい人たちばかり。その中で特筆したい推薦CDはやはりポリーニで、演奏・録音共に"これぞベートーベンの極地"。ピアノの響き・無音の間取り・強弱の豊かさが録音の良さと相俟って、多分こう表現したかったであろうベートーベンの感性を、余すところ無く読み取っているのではないかと想像出来る。次世代に残る名演奏と言えるのではないだろうか。その意味で、ポリーニは芸術家である。(清水 康一さん)
ベートーヴェン: アントン・ディアベッリのワルツによる33の変奏曲
推薦CD: ブレンデル'76録音
この曲はピアノのあらゆる表現を集めた本当に素晴らしい曲だと思います。ブレンデルはこの曲の後は「あらゆることをやり尽くした」としてアンコールを決して演奏しないそうです。(山崎 泰さん)
ドビュッシー: 月の光(ベルガマスク組曲より)
推薦CD: サンソン・フランソワ
どうしても思いついてしまうのはドイツ物が多いので今回もあえてフランス物でいってみました。中学校の鑑賞教材だったので大分早い頃からお気に入りのピアノ曲の中の1曲です。幻想的で流麗な美しさを持つ秀逸な作品です。冒頭,印象的な旋律が美しく響き,。 その後,左手のアルペジオで曲が流れ出し,最後また冒頭の旋律に戻る場面,一瞬時が止まったようになる場面がとても好きです。
演奏はフランソワ。ショパンやドビュッシーを実にロマンティックに演奏する様子はすばらしい。ドビュッシーも現代的なアプローチが多い中,フランソワの演奏は古きよき時代を思わせるロマンあふれる演奏だと思うのですが・・・いかがでしょう。(やんからさん)

特別賞1票推薦

フォーレ: 即興曲 作品86
推薦CD:安楽真理子 (1996年録音)
ハープ独奏のオリジナル曲で、ハープの定番曲だそうです。ハープのさまざまな魅力、フランス音楽の魅力がこぼれんばかりにあふれた、ハープの王道を行く名曲です。のちに作曲者自身がピアノ用に編曲しています。演奏は、往年の名手ラスキーヌの録音もありますが、なんといっても安楽真理子のデビューアルバムの録音をお薦めします。安楽真理子はメトロポリタン歌劇場管弦楽団の専属ハーピストとして活躍中の実力派です。デビューアルバムの冒頭に選んだだけあって、気合い充分、満を持して放った演奏で、その若さからは信じられないほど奥行きの深い音楽がつづられます。この曲の真を引き出した名演と思います。実際私は、安楽の演奏を聴いて初めて、この曲のすばらしさを本当に実感しました。(じゃくさん)
フンメル: ロンド・ファヴォリ 変ホ長調
推薦CD:Pearl IF 2000
モーツァルトの内弟子で、生前はベートーヴェンをも凌ぐ名声を誇ったフンメルですが、今では、ベートーヴェンに比べて幾分知名度が劣るようです。彼の作品は、ベートーヴェンほどのスケールは持っていませんが、愛らしいメロディとヴィルトゥオージティが混在し、彼ならではの世界を構築しています。このロンド・ファヴォリも、フンメルらしいわかりやすく愛らしいメロディがふんだんに盛り込まれ、楽しくて時間を忘れて聴き入ってしまうことでしょう。もしもフンメルをあまり聴いたことがないようでしたら、彼のよく知られた作品であるトランペット協奏曲とともに、この「ロンド・ファヴォリ」を聴いてみてください。(吉会芸術活動促進部主任代行さん)
Homepage: http://ww1.enjoy.ne.jp/~eastmt
湯浅譲治: クラリネット・ソリチュード
推薦CD:−−−
友人で作曲家の入野義朗の死を悼んで作られたクラリネット独奏曲。特殊奏法も多く用いられるが、現代曲によくあるイヤラシイ感じがなく、しみじみとした情感が伝わってくる。(K-jiroさん)
シェーンベルク: 6つのピアノ小品(作品19)
推薦CD: 内田光子(ピアノ)
これはシェーンベルクの無調時代(後期ロマン派時代のあと、12音音楽時代のまえ)の作品。一曲一曲が30秒とか1分位のみじかい曲ばかり。はじめてグレン・グールドで聴いたときはまるで分からなかったです。そのあとポリーニで聴いたときにも分かったとはいいがたい。内田光子さんを聴くにおよんで、すこし分かったような気がしてきました。無調時代の作品でも、「月に憑かれたピエロ」なんかは具体的でわかりやすいのですが、ピアノ独奏曲というのはちょっと抽象性が高いのかもしれませんね。内田光子さんはグールドやポリーニよりも一音一音の音色や強弱を大事にして思いを込めて弾いているような気がします。(n.nagaiさん)
D.スカルラッティ: ソナタニ短調 K141(L422)
推薦CD:スコット・ロス
ナポリ楽派の総帥アレッサンドロの第六子として生まれたドメニコ・スカルラッティ。その生年は何とバッハ、ヘンデルと同じ1685年でした。青年時代ヘンデルと鍵盤楽器の技術を競い合ったというエピソードを持つ彼は、ポルトガル王女マリア・バルバラの教師を長年勤めたことから数百曲に上る単一楽章のチェンバロ曲を残しました。単なる技巧の開陳という皮相的な意味でなく楽器の性能や表現力を追求するビルトゥオジティ、ソナタ形式のような展開技法が発達していない時代にあって短い曲の中で自由に飛翔する楽想、彼の音楽には独自の魅力が感じられます。このニ短調ソナタはそんな彼の魅力を筆者に最も感じさせてくれる佳品で、アルゲリッチのビデオで初めて視聴して以来その衝撃が色褪せることはありません。スカルラッティのソナタ全集(555曲!)を遺したスコット・ロスの演奏を第一に推します。(KENIMさん)


今後の予定

2月締切 管弦楽曲
4月締切 交響曲
6月締切 声楽曲
8月締切 器楽曲
10月締切 協奏曲
12月締切 室内楽曲

毎年継続しますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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