セレンゲティ国立公園
(タンザニア)




独断評価(各5点満点)シマウマ

   インパクト
   リラックス
   行きやすさ

   超オススメ!
   もう少し行きやすかったらなあ‥‥。




行き方


○東アフリカの玄関口といえばケニアのナイロビが有名ですが、 タンザニア はその隣りの国です。
日本からは経由便で、そのナイロビに入るか、タンザニアの首都ダルエスサラームに入ります。

ナイロビまたはダルエスサラームからサファリの起点となる町、アリューシャに行くにはバスが一般的ですが、いずれも丸一日を覚悟のこと。
死骸にたかるハゲタカ
日本からのツアーですと、アリューシャから50kmのキリマンジャロ国際空港まで飛行機を乗り継ぐようです。

○アリューシャは ンゴロンゴロ自然保護区 (vol.14で紹介)とセレンゲティ国立公園という2つの世界遺産とマニャラ湖国立公園への拠点で、かつ同じく世界遺産でアフリカの最高峰であるキリマンジャロがまあまあ近くでもあります。

その割には町には目立ったものは、何もありません。
ただサファリツアーを手配する旅行代理店がAICCビルなどに山ほどあり、旅行者は1軒1軒訪ねてツアー内容と質、料金、信用度などを見比べて申し込みます。

普通、ツアーは数人を集めて四輪駆動車1台で数日かけてキャンプを張りながら移動し、上記のンゴロンゴロ、セレンゲティ、マニャラ湖、そして大地溝帯(グレートリフトバレー)のオルドバイ峡谷などをひととおりまわります。
最小編成の場合のツアースタッフは雇われドライバーと雇われコックの2名です。

食事は作ってくれるので心配なし。
みんなの共通語は英語。
テントで寝泊りするツアーもあれば、1泊200ドル以上するロッジに泊まるツアーもありますのでお好み次第。



セレンゲティ国立公園

○セレンゲティ国立公園は、世界一の呼び名の高い国立公園です。カバの群れ
セレンゲティとはマサイ語で「果てしない平原」という意味です。
約14,763平方キロメートルといいますから岩手県の面積とほぼ匹敵する広大な地域です。

アリューシャの町への道が延びる東南側では、ンゴロンゴロ自然保護区と接し、西南側ではマスワ動物保護区と接し、そして北側では国境を越えてケニアのマサイマラ国立保護区と接しています。

○セレンゲティ国立公園には昔の人気テレビ番組の名がよく似合います。
「野生の王国」です。
「野生」って単体だとあまり使われない言葉ですが、「野生の王国」は耳に馴染んでいますよね!
実際にテレビ番組の撮影も多く行われているようです。

豹(レオパード)、チーター、ハイエナ、黒サイ、カバ、2,100頭の象、2,500頭のライオン、8,500頭のキリン、16,000頭の水牛、20万頭のシマウマ、30万頭のガゼル、100万頭以上のヌー、ワニなどの両生類、500種類の鳥類などが生息するといわれています。

ガイドが英語の場合は、英語名を知っていないと何を言っていると分からないので要注意。
例えば、hippo(ヒポ)→カバなど。

地平線とヌーの大群


○数多くの動植物がいる中で、私たち旅行者に最も強烈なインパクトを与えるのは、ヌーではないでしょうか。

ヌーは、ウシカモシカとも呼ばれる動物で、マサイの民話によると、動物を創造した神様のアイデアが尽きて、いろんな動物の部分部分をくっつけて創ったと言われています。

驚くべきはその数の多さで、誇張表現なしに「地平線の果て」までヌーの群れが何万、何十万頭と続いています!
視界に入りきれないほどの動物の群れ!

木登りライオン(2頭)毎年のヌーやシマウマなどの大移動は有名で、国境をまたいでケニアのマサイマラ国立保護区と壮大に行き来をしています。

彼らは、12月から6月くらいまで、雨季にあたって草が豊富なセレンゲティやその周辺で過ごし、仔を産みます。
そして6月、7月と北へ大移動し、マサイマラの雨量が多い8月から10月にかけてはマサイマラで過ごします。
11月になると再びセレンゲティに雨季がやってくるので南下開始。
川を渡るヌーの大群の映像は皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。


○ネコ科の動物は、もともと木に登るのが上手なんだと思いますが、ここでも木登りライオンや木の上で休んでいる豹が見られれば超ラッキーです。



周辺のみどころ

【ンゴロンゴロ自然保護区】

火山でできた巨大クレーターの中に調和された動物の楽園が広がっています。
世界遺産です。
アリューシャの町からセレンゲティに向かう途中に通ります。
子供たち
【マニャラ湖国立公園】

アリューシャの町からはセレンゲティへの道筋なのでンゴロンゴロと同様にツアーコースに組み込まれていることが多いです。
ライオン、カバ、ヒヒ、シマウマ、バッファロー、フラミンゴ、ペリカンが見られました。

【オルドバイ渓谷】

歴史の教科書で習った「猿人」「原人」「旧人」「新人」のうち「猿人(アウトラロピテクス)」の骨が発見されたところで、小さな博物館があります。
1959年に発見され、今ではアウストラロピテクス・ボイセイという学名で呼ばれています。

オルドバイ渓谷はアフリカ大地溝帯に位置しています。
大地溝帯とは、アフリカ大陸の東寄りの大地を南北に貫く段差のことで、 人類発祥の地 とも言われています。

【キリマンジャロ国立公園】

日数と費用がかかるので残念ながら私は行っていません。
モシという町を起点に登山ができます。
キリマンジャロはアフリカの最高峰で、高さ5,895mの死火山です。
スワヒリ語で「輝く丘」という意味だそうです。
登山は全5日間くらいの行程で、ガイドやポーターをやとったものになります。
高度順応さえうまくできれば誰でも登れるようです。

正月は「初日の出好き」の日本人でいっぱいになるとか。



旅の想い出

○私の参加したサファリは、ドイツ人やイタリア人と一緒で、あとはドライバーとコック。キリン
手配会社の人間は同行しないので、持っていったテントがボロくても、文句をいう相手はいません。

敬虔なカトリック教徒であるイタリア人は、このサファリ中ですら、日曜に草原の中にポツンと立てられている教会へお祈りに行きました。
彼らがお祈りしている間、私たちはただ待たされました‥‥。

大学のドイツ語の時間に習った歌をドイツ人に聞かせたら知らないと言われてややショック。

ルートを決めたり、動物を見つけたり、ガイドを兼務するドライバーですが、場合によっては見られないこともある豹などもちゃんと見られたので、優秀な人だったんでしょう、感謝。

コックはまだ十代の少年でしたが、少ない食材と貧弱な装備の割に毎回、おいしい料理を作ってくれました。

○サファリ中、何も動物に遭遇しないと、もったいなくもウツラウツラしちゃいました。
夜、キリンが飛び出してビックリしたこともあります。

私のような安いサファリでは、宿泊は全てテント。
それも、自分で組み立てます。

夜は完全に真っ暗です。
野営地は、夜にはハイエナの鳴く声に囲まれて不気味ですが、襲ってはこないようです。

シャワーは高級ロッジを借りて1回入ったかな。
岩山にかわいいハイラックスがちょろちょろしている感じのよいロッジでした。
高級ロッジは各所に1軒ずつ何軒かあり、食事やお茶だけとることは何回かありました。

ケニアと同じように今では、気球から動物たちを見る「バルーン・サファリ」も行われているようですね。