人類の祖先


人類の祖先はアフリカ大陸を南北に走る大地溝帯付近で誕生したとされています。大地溝帯は緑の断崖だ!
大地溝帯は大雑把に言って西側がおもに森林で、東がおもにサバンナなので四足歩行から二足歩行に移るキッカケになったのではないかと言われています。
実際に多くの猿人の化石が東アフリカから南アフリカにかけての一帯で発見されています。


歴史の時間に「猿人」「原人」「旧人」「新人」などを習い、なんとなくその順番で進化してきたのだと思っていました。
ところが、現在一般的に言われているのは猿人から原人、旧人、新人と並んで枝分かれして、原人、旧人の系譜は途中で途絶えたのではないかということらしいです。
太古の世界では、生物種としていろんな猿人グループが存在していて、生き残りゲームを行っていて、人類の進化は1本の系統図ではなく、無数の枝が複雑にからみあった構造であるという説です。

そんな!
教科書が間違っていたり、その後に定説が変わったりしたら、誰か責任を持って訂正してしてくれないのでしょうか!

猿人(アウストラロピテクス)は最初の発掘が1924年で、南の方(南アフリカのキンバリー近く)で発見されたからアウトラロ(南の)、ピテクス(猿人)。
オーストラリアも「南の」という同じ語源ですね。

猿人は400万年前から150万年前くらいにいて、直立二足歩行をしたとされます。
年代順にアファレンシス(東アフリカ付近に多い)、アフリカヌス(南アフリカ付近に多い)、ロブストゥス(南アフリカ付近に多い)、ボイジイ(東アフリカ付近に多い)の4種類に分けられます。

最古の人類の祖先は誰かという話になると、300万〜400万年前のアファール猿人(前述のピテカントロプス・アファレンシス)、または440万年前のラミダス猿人(アルディピテクス・ラミダス)という言い方をされます。

アファール猿人の女性の骨が1974年にエチオピアで発見され、ビートルズの曲にちなんで「ルーシー」と名づけられました。
これが有名な「人類の母、ルーシー」です。
なんと、たくさんの人の手によって絵になったりしているんですよ!
ややこしいのは、「人類の母」といっても単なるイメージで、前述の「からみあう系統図」の説から、直接血の繋がった祖先とは限らないということです。
あーややこしい。


○ところが、ギッチョンチョン、2001年7月にチャドで通称トゥーマイ、サヘラントロプス・チャデンシスと名づけられた猿人化石が発見されました。
まだ、この発見に対する評価は定まらないところなのですが、これが本当だとすれば、ものすごい問題を提起します。
人類の祖先の時代がさかのぼるだけではなく、冒頭の「東アフリカ人類起源説」を覆すのです!
チャドは大地溝帯から離れた中央アフリカの国ですから。

さて、ルーシーとは別に「ミトコンドリア・イブ」という言葉もあります。
人間の細胞内にあるミトコンドリアのDNA情報をたどっていったら、20万年前のアフリカ女性に行き着くという説です。

ちなみにその後の研究で男性のDNA情報をたどっていくとやはり19万年前のアフリカ男性に行き着いたそうです。
人類皆兄弟って話。

また、そのアフリカ女性から遺伝子を受け継いだ女性35人に、全人類を分類することができるそうな。
特にヨーロッパはその内の7人に特定できるとして『イヴの七人の娘たち』(ブライアン・サイクス著、ソニーマガジンズ)という本が刊行されていますね。
35人の中にはエミコ、ユミ、ネネ、ナオミ、チエ、サチなどの名付けも見られます。
なんか日本人っぽい名前に偏ってない!?

自分はヨーロッパの7人のうちのどの子孫か知りたい人は有料で調べてくれるといいいますからビックリですね!