![]()
イラン、それもイスファハンといえば、ペルシア絨毯の本場。
旅行中に絨毯もみてみたのですが、産地といってもやはり高額なだけに「見る眼」もないまま買うことはできませんでした。
日本や海外で機会があると売られているペルシア絨毯の値段をみたりしているのですが、私が目安にしている小さなもので大体15万円くらいで、産地とその他の国々との価格の違いはそんなにないのかなと思っているのですが‥‥。
ペルシア絨毯の起源は、文献によると起源は3000年前とも5000年前とも言われています。
現存する最古の絨毯はエルミタージュ美術館に収蔵されている2500年前のものです。
また、紀元前330年に破壊され廃墟となったアケネメス朝ペルシアの都市、ペルセポリスの石壁にも絨毯を貢ぐ人物の像が刻まれています。
すげえ。
ペルシア絨毯としてその技術が発展したのはサファビー朝ペルシアの時代です。
これも商工業に力を入れたアッバース1世の功績です。
当時から、ヨーロッパでの評価も高く、他国への贈り物にも使われました。

有名な産地としては、イスファハン、ナイン、タブリーズ 、クム、カシャ−ンなど。
素材には大雑把に言って、ウールとシルクの2種類があります。
シルクの方が高い。
目が細かい方がデザインもより精密で、長持ちもし、作業も大変なので当然高い。
手触りも全然違います。
単位面積あたりの結び目数などで比べることができます。
1uを織るのに約1年かかるそうです‥‥。
多くは複数の織子で織っていくそうですが、その織子は手先の器用な若い女性とのことです。
繊細な作業なので視力が落ちてきたりするので長く続けられる仕事ではないと聞きましたが‥‥。

もちろん、新品も高価ですが、使い込んだ100年前のものなどもアンティークとしてことさら高価なものとして珍重されます。
イスラム世界ではメッカを向いての1日数回のお祈りの時に下にひくものとして使う人が多いことを考えますと、絨毯というものがいかに長持ちするように作られているかがわかります。
また修繕が効くのも特徴です。
デザインは、中央から円、あるいは楕円状に拡がる柄(メダリオン)とそれを囲んだ長方形(ボーダー)の組み合わせをよく目にします。
私が一見してすごい!と思うのはタブリーズが得意としているそうですが、景色や人物像の絵柄です。
1枚欲しい〜。