原発被曝労働者・JCO臨界事故被害者の救済に向けた取り組み
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「喜友名さんの労災認定を支援する会」の責任7団体(原水爆禁止国民会議、関西労働者安全センター、反原子力茨城共同行動、原発 はごめんだヒロシマ市民の会、双葉地方原発反対同盟、原子力資料情報室、ヒバク反対キャンペーン)は、原発被曝労働者・JCO臨界事故被害者の救済に向けた取り組みを開始しました。「申し入れ書」への賛同を募っています。各地に取り組みの輪を広げてください。 申し入れ書 賛同要請書 |
追加要請書、追加質問を提出 New 詳細
3月4日、厚労省と検討会に宛てた、梅田隆亮さんの労災申請の業務上外の検討に関する追加要請書、
および厚労省に宛てた、原発被曝労働者の労災申請・認定状況に関する追加質問書を提出しました。
第1回中央行動(2010年2月8日)の報告 New 詳細
市民と議員、28名が行動に参加しました。
30年前に島根原発と敦賀原発で被曝労働し、心筋梗塞で労災申請中の梅田さんが参加されました。
◆市民と議員の院内集会に続き、政府交渉を持ちました。 厚労省6名、内閣府4名、内閣府1名が出席しました。
◆冒頭に「申し入れ書」を提出しました。
◆梅田さんは、特に被曝量の多かった敦賀原発での労働状況を語り、調査を求めました。
・厚労省は「重く受け止める。調査を行う。」と回答しました。
◆続いて、質問書への政府回答に対するやり取りを行いました。 質問書 政府回答
・放射線管理手帳への労災補償法規の記載について、厚労省は「考えは受け入れるべきもの」と高く評価しました。
所管の文科省を含む政府交渉の手掛かりをつかむ事が出来ました。
・平成20年度に、北海道から九州まで6労働局で、原発被曝の労災申請が7件あったことが明らかになりました。
厚労省は疾病については公表を拒否しており、私達は疾病とその件数の公表を求めていきます。
・文科省は、JCO臨界事故の周辺住民健康診断を引き続き行っていくと表明しました。
・JCO事故被曝労働者の健康管理の現状が分かりました。離職者も含めた健康診断の長期継続を求めていきます。
・放射線起因性のある疾病を全て労災対象疾病の例示にリストせよ、例示疾病が極めて少く労災申請の壁となって
いる、と主張しました。厚労省は「壁となっている」ことには触れずに、その都度検討していると答え続けました。
◆今後も交渉を継続することを確認して政府交渉を終えました。
更に賛同を広げ、運動を前進させていきましょう。
最近の動き、取り組み
2010年
3月 8日 電離放射線障害の業務上外に関する第3回検討会 北海道,島根,兵庫,福井労働局りん伺事案
3月 4日 厚労省、検討会への追加質問書 追加要請書を提出。
2月 8日 原発被曝労働者・JCO臨界事故被害者の救済に向けた第1回中央行動
厚労省は、平成20年度に6労働局で7件の原発被曝による労災申請があったと公表。
2009年
12月25日 第2回検討会開催
12月22日 30年前に島根原発、敦賀原発で被曝労働し、心筋梗塞を発症した梅田さんの労災申請
について、厚生労働省との交渉
12月 3日 厚労省35条検討会が報告書を作成。
◇ 9月 9日 厚生労働省、「放射線障害の業務上外に関する検討会」を開催。開催要綱から「疾病」、
「施設」、「業務」、「労働局」の記載が全て消えた。
◇ 8月 5日 ヒバクを許さない集い-Part10、広島で開催
◇ 7月10日 第3回「労働基準法施行規則第35条専門検討会」(公開)で、電離放射線による多発性
骨髄腫および悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)が、労災認定の例示疾患リストに
追加されるという方向性が決まりました。
詳細は、12月までにまとめられる予定の報告書の作成過程で検討されます。
◇ 2月20日 支援する会は、厚生労働省に、下記の3項目を申し入れ、交渉を持ちました。
1. 悪性リンパ腫の放射線起因性について、喜友名労災検討会のあいまいな評価を
改めること
2. これらの疾病を労規則35条別表の例示リストに追加することを35条検討会
の議題とすること
3. 35条検討会で追加を決定すること
2008年
◇ 12月 1日 代理人と支援者が、淀川労基署に「りん伺せず不支給決定したことにより認定までに時間
を要し、当事者に多大な心労と労力を負わせたことについて謝罪すべきではないか。」
と申し入れる。 後日、淀川労基署は遺族に謝罪。
◇ 11月30日 大阪にて、喜友名正さんの労災認定勝利・報告集会を開催。
被曝労働者の救済の取り組みを強めることなど意見交流。
◇ 11月25日 年度内に、労基則の35条検討会を開催し、労災対象疾病の追加に関して検討すること
を参議院厚生労働委員会で政府が表明。 質疑と答弁
◇ 11月17日 支援する会 白血病類縁疾患を被曝労災認定基準の認定例示疾患リストに追加すること
など、9項目の申し入れについて厚生労働省交渉 申入書、交渉報告
署名を追加提出し、累計15万7635筆に
◇ 11月 4日 支援する会、被曝労災認定基準への白血病類縁疾患の追加など9項目を厚労省に申し
入れる。
◇ 10月27日 淀川労基署 正式に遺族に労災認定・支給決定を伝える
◇ 10月20日 厚生労働省が検討会報告書(因果関係)を公表。 報告書 報告の問題点
◇ 10月14日、淀川労基署が不支給決定を取り消し労災認定する方針を遺族に伝えた。
悪性リンパ腫に労災認定へ 大阪労働局、放射線業務で初...新聞報道
◇ 10月 3日 厚生労働省が第5回検討会を開催 署名提出 累計15万6721筆
検討会、喜友名さんの病気と被曝に因果関係を認める方針(TV、新聞報道)
◇ 9月11日 第2回中央行動 15万の署名を背景に、早期認定を迫る
原発被曝による労災申請が2008年度に7件、北海道から九州まで New 詳細
今回の交渉で原発被曝による労災申請が2008年度に7件あったことが明らかになりました。
申請があったのは6労働局で、北海道、兵庫、島根、長崎、宮崎で各1件、福井で2件です。
厚労省が原発被曝による労災申請の全数を公表したのは初めてです。
被曝労働者の深刻な健康被害の実態の一端が明らかになりました。
疾病名については個人の特定につながるとして公開を拒否しています。私達は今後、疾病の公表を要求していきます。
労災認定の対象疾病の例示の拡大を New 詳細
労規則35条別表第1の2に電離放射線業務の労災認定の範囲を示す疾病が定められています。
別表の例示は白血病と4例のがん(肺がん、皮膚がん、骨肉腫又、甲状腺がん)のみです。
今春、1978年以来ようやく、多発性骨髄腫と悪性リンパ腫が追加されます(35条検討会報告書、2009年12月)。
アメリカやイギリスで行われている労働者の補償に比べてもあまりにも遅れた内容です。
そもそも、電離放射線の晩発影響はガン・白血病に関しては非特異的である事が知られています。
原爆症認定基準では、「白血病」と「全ての固形がん」は高度に放射線起因性があると扱われています。
労災対象の具体例の非常に厳しい限定は、原発被曝の労災申請を困難にしている一要因です。
労災認定されたものを例示に加えていくという現在のやり方を根本的に改めることが必要です。
私達は、外国も含め放射線起因性の認められている疾病を全て例示するべきだと考えます。
健康管理手帳の交付とあわせて、今後も粘り強く交渉を重ねます。