(管理人からのお知らせ)このページは、「韓国鉄道ファン」さんの著作です。
●鎮海線(昌原〜統海、21.2km)
・慶全線の昌原(チャンウォン)から統海(トンへ)までを結ぶ盲腸線です。
・運転本数は1日4往復で、すべて京釜線大邱(テグ)から終点の一つ手前の鎮海(チンへ)まで直通するセマウル号となっています。全列車がセマウル号という特異な運行形態です。
・終点の統海は軍施設内にあって一般は立入禁止となっており、統海までの切符も売っていないので、鎮海〜統海間(1.7km)は一般人は乗車できません。
==== 乗車体験記 ==== 「韓国鉄道ファン」さん著
1993年頃に出版された高木邦夫さんの「韓国全市全線」という本に乗車記が載っていたので知っており、私もいつかはぜひ乗りたいと思っていました。
そんな鎮海線ですが、私は過去2度乗りました。1度めは1997年12月18日(木)、韓国大統領選投票の日でした。平日ですが投票日ということで休日扱いだったのか、統海までは行かず鎮海止まりで折り返しました。
2度めは1999年6月29日(火)朝、釜山から昌原へ来て鎮海線に乗りました。今回は、前回と違い乗客も多く統海まで行きました。しかし、私が持っているのは昌原〜鎮海間の切符ですし、寝過ごしたことにして統海へ来てしまったことにしようと考えていましたが、周りは軍関係者ばかり(別に軍服を着ているわけではありませんが)で決して居心地のいいものではありませんでした。
鎮海を出ると、車掌が来て私に切符を出すよう手を出したので切符を見せると、車掌はチラッと見て返してくれました。このような誤乗(?)のような乗りつぶし客が結構あるのかもしれません。
やがて、フェンスが張られた物々しい雰囲気の施設内に入り終点の鎮海に着きました。隣に座っていた人が「ここは軍施設だから降りることはできない。そのまま座っていなさい。」
というようなことを私に話した(?)はずです。(残念ながら私は韓国語がほとんどわかりません。)
そう言われなくても降りる気はありませんでしたが、だれもいない車内で約5分間の折返し時間は実に長く感じられました。そのうち、1人軍関係者の人が乗ってきましたが、私のことには無関心で前のほうの座席で眠ってしまいました。
やっと、折り返し馬山(マサン)行きが出発、私はこのまま昌原へ行きたかったのですが、切符も持っていないし誤乗扱い(?)なので鎮海で下車しました。ちなみに、鎮海からは馬山行きの市内(?)バスに乗り、馬山市内で降りてタクシーで高速バスターミナルへ、そこから釜山へ高速バスで向かいました。
このように、何とか鎮海線を踏破しましたが、統海へ行くのにはちょっと度胸がいるかもしれませんね。もちろん、このような予備知識が無ければ気にせず乗れるのかもしれませんが。
なお、鎮海線は馬山〜統海間を朝夕2往復のみ3両のトンイル号(近郊型ディーゼル車)が走っていますが(管理人注:現在はこのトンいる号は廃止されています)、午後の列車は統海での折り返し時間が長いのでお勧めできません。馬山で宿泊するか、釜山鎮発木浦行きの始発列車トンイル号(ソウルからの夜行列車からも乗り継ぎできます)か、木浦発釜山行き夜行ムグンファ号で馬山下車がいいと思います。
(管理人より)「韓国鉄道ファン」さん、貴重な情報をありがとうございました。