(管理人からのお知らせ)このページは、「韓国鉄道ファン」さんの著作を、一部管理人が修正し掲載しています。
また、きっぷの画像および運行ダイヤは、「W鉄道会社社員」さんからご提供いただきました。
●旌善線(甑山〜アウラジ、38.7km)
・太白線甑山(チュンサン)から分岐してアウラジまでの38.7Kmを結ぶローカル線です。
・路線はアウラジから先7.2kmの、九切里(クジョッリ)まで続いていますが、2004年9月21日以降、アウラジ〜九切里間の運転が中止されています。
==== 乗車体験記 ==== 「韓国鉄道ファン」さん著
私が乗ったのは1999年6月26日(土)、朝ソウルを出発して西大田−(湖南線)−大田−(忠北線)−堤川−(太白線)と乗り継いで甑山に着きました。甑山で約2時間待って(もう1本あとの清涼里発江陵行ムグンファ号でも間に合います)、甑山発18:00の九切里行最終列車に乗りました。
ディーゼル機関車にひかれた2両(管理人注:現在は客車1両で運行)のオールロングシート旧型客車(管理人注:現在はムグンファ型客車を改造した車両で運行)は、一度北東方向へ走り、川を渡ってからは今度は180度向きを変え西方向へ、しばらく太白線とは狭い谷を挟んで並行して走ります。しかし高低差は相当あって、谷底を走る旌善線からは山の中腹を走る太白線を見上げるような感じになります。
たとえが適当ではないかもしれませんが、釜石線の陸中大橋付近というか、芸備線と木次線が別れていくような感じを受けました。(でも、こちらのほうがもっとダイナミックです。)
たまたまこの日は、時刻表にも載っていない堤川方面(清涼里行)への臨時ムグンファ号が運転されていて、しばらく並行して走る姿を見ることができました。さて、車内は1車両2〜30人くらいで、そのうちほとんどが太白線からの乗り継ぎ客で、車内で切符を買っていました。私の近くには女子大生風の3人組も乗っていて、カメラを差し出して撮影を依頼してきたので撮ってあげましたが、鉄道ファンではなかったようです。(当たり前か!)
この沿線で最も大きな駅と思われる旌善駅では半数以上の客が降り、車内は閑散としてきました。そして、薄暗がりの山間の終点九切里駅ではわずかな客しか残っていませんでした。
降りたところで周りには何もないので、駅名標や機関車の付け替え風景を撮影していたら、地元の男子高校生が写真を撮ってくれと言うので、一枚撮ってあげました。帰りの甑山行はわずか5人の乗客を乗せて出発しました。車掌が通ったので甑山までの切符(車内補充券)を買い求め、「もう一枚記念にください。」と言おうとしたのですが、うまく伝わらなくて断念しました。
周りはだんだん暗くなってきましたが車内の照明は薄暗く、その上お客さんの数も寂しいということで、「こんな所を日本人が一人で乗っていて大丈夫なんだろうか。」
と少し不安もよぎりました。しかし、同じ道を戻るのは意外に短く感じるもので、無事甑山に定刻20:26に到着しました。
改札でこの切符を記念にほしい旨伝え(一応この言葉だけは韓国語で言いますが、通じないこともあるのでハングルで書いたメモ用紙を見せることもあります。)、貴重な車内補充券を手元に残し、もう当分来ることもないであろう旌善線の、短くも楽しかったローカルムードたっぷりな旅を終えました。
旌善線の車内補充券(画像提供:W鉄道会社社員さん。ありがとうございました)
(管理人より)「韓国鉄道ファン」さん、ローカルムードたっぷりの詳細なレポート、ありがとうございました。
「W鉄道会社社員」さん、貴重な画像をありがとうございました。