| 不治のガン宣告されたら? ・・・外科医8割「自宅でケア」 |
外科医がガンになったらどうするか。
こんなアンケートの結果が、八日から東京で始った日本外科学会で発表された。
胃がんが再発、抗癌剤注射も効かない場合、32.4%の人が「抗癌剤治療を全てやめる」と答えた。
「別の抗癌剤注射に変えてもらう」は33.8%、「同じ治療を続ける」は16.2%、「飲む薬にする」が12%。
調査した福島労災病院の蘆野吉和外科部長は「外科医でさえ多様な選択をする。患者さんにも判断の材料となる十分な情報を示さなければならない」と話してる。
病院勤務の142人が回答
全国の労災病院の外科医142を対象に、「あなた自身が進行胃がんになったらどうするか」と訪ねた。
「治らないと分かった時どうするか」では、「あくまで病院で治すための治療をしたい」と答えた人はゼロだった。
最も多かったのは、「自宅で緩和療法(痛み止めの治療など)があれば自宅で療養したい」の88%。
「余命が短いと分かったら」の問いでも、「自分の病院(一般病棟)でのみとりを望む」はわずか2.1%。
「自宅でのみとりを望む」73.9%、「(緩和治療ができる)病院の緩和ケア病棟」が20.4%。
蘆野さんは「余分な治療をされたくないと、外科医自身も思っているのではないか」と分析する。
「最後まで入院」はゼロ
1998年4月9日(木).朝日新聞朝刊41877号.第三面の記事より抜粋。