■ 南田原獅子舞会について

起源
 
南田原獅子舞は兵庫県川辺郡猪名川町に位置し、応神天皇を祭神とする八幡神社に伝わる獅子舞です。近世に入り、五穀豊穣、無病息災を祈願し、秋祭りとしてこの地域に古くから残っています。起源は確たる文献は存在せず諸説ありますが、江戸時代初頭より諸国を巡業する伊勢太神楽(いせだいかぐら)が土着して祭の芸能に成ったとされています。時代に流されて幾度かの中断を重ねて参りましたが、先人の獅子舞に対する情熱と努力によって伝承され現在に至ります。

特色
 
まずは兵庫県川辺郡猪名川町のご紹介です。
兵庫県と大阪府、京都府と隣接した人口3万人程の町です。中谷村と六瀬村が合併し現在に至ります。その中の南田原地区は町の南側に位置する30世帯の小さな村です。

この獅子は近隣には珍しく雌(メス)獅子です。その為子供が大好きで、舞いの途中に子供を見かけると近寄っていきます。また雌ですが体全体を使って激しく舞うおてんば娘です。
舞いは2人立ちの伊勢流太神楽系のもので、2人が前後のペアを組んで舞います。演舞が激しい為途中で前後の舞方が入れ替わるところも見所です。 

獅子を舞うためには南田原八幡神社の氏子である必要があります。また獅子を舞えるのは男性に限ります。毎年10月初旬の休日にこの付近の地域では秋祭りが行われるのですが、南田原の獅子舞は五穀豊穣、無病息災を祈願し南田原内の民家を1軒ずつ回ります。これは”荒神払い”と呼ばれています。