健康、幸せ、精神
ヨーガセラピー

スーリャナマスカーラ「合掌」

どこまでを完全[Whole・Holy]な健康[Heal癒えた+th状態]とするか。
肉体の健全なる状態は心や精神成長の土台です。
人と人の繋がり、家族や地域、世界宇宙との繋がりなど
解決され磨かれて行くべき課題は山積みです。

純粋ヨーガ

インドで数千年もの間受け継がれて来たヨーガは、精神修行を尊ぶインド精神文化に支えられてきました。修行者が自分の戸籍を消し葬式をあげ、自分の名も生まれ生い立ち家族との絆も全て消し去り出家して入る道です。世俗から全てを断ち切って、新たな執着を生まない離欲の生活を定め、今心身にある執着を消しながら修行に没入します。こういった人生を選び歩む人々を指してヨーギーやサンニャーシンという呼称があります。

応用ヨーガ

本来のヨーガの究極目的である解脱や悟りに至るまでに、様々な副産物的効用があります。近代に入ってこれらの効用が謳われ、出家しない一般人用のヨーガとしての世界に広まりました。内外の世界とのストレスや葛藤が減り、美容、健康、治療、元気回復維持、心身ともに落ち着き正直清廉になって、前向きさ等も出てきます。老化を遅らせ若さを長く保つ寿命の燃費力も着きます。この他に精神集中や自己開発、人生の成功、自己完成、青少年の育成、潜在能力、超能力、自己探求のためのといった部類まで様々です。純粋ヨーガと応用ヨーガの決定的な違いは、出家者と在家者の違いのみならず、前者は透徹な無執着と離欲に支えられた修行が根本であり、後者は実修の代償として有益な効用を期待することです。

ハイブリッド〜フュージョン〜インテグレーション ヨーガ

人間は人と人との間で生まれ育って行く。聖仏陀も聖クリストも、覚醒の後で人々を導くため社会に戻ってきました。たった独りで贅沢に個人的救済を目指し崇高な解脱に入る多くの行者もいるでしょう。しかしこの代表的な二人の聖者もマザーテレサも社会の中で人生を完結しました。人間社会の中でヨーガを行じるとどうなるか。人と人の間ではエゴ同士の葛藤が生じるため、個人のエゴがより鮮明にその個人に認識できます。ヨーガの道を続けると、そういった刹那刹那のエゴに寄る様々な葛藤が、しかも微細なレベルで認識されます。外因に呼応する内因、神ならぬ人間社会ならではの混濁の中で自己の基準を問われるでしょう。自省と理解の度は、人里離れた孤高のヨーガや行者だけのコミュニティでのヨーガに、勝るとも劣らないものだと思われます。
エゴは個人の生きるための防衛本能であり神なれぬ人間故のものです。身体と呼吸から入るヨーガ行を続けると、自ずからエゴが開き自省と理解が進み良心がどんどん研ぎすまされて行きます。しかも健康のおまけつきです。
ラージャヨーガは瞑想によって、ハタヨーガは身体操作によって個人内でのエゴを知ります。バクティヨーガは献身からエゴの放棄放下をします。カルマヨーガは行為によってエゴを清掃していきます。現代、世界のあちらこちらで見られるハイブリッドヨーガでは、これらが組み合わさり個人に最も適したスタイルがその人に自ずと定着、人生とのフュージョンの中で、個々人のヨーガとなります。
ヨーガは全ての人に全ての段階の人に平等です。「ヨーガに年齢なし」とはいいますが、誰もが同じ事をして出来なければならないわけではありません。平等とは、或る段階のその人に合った相対的な働きと効果を得る権利です。ヨーガによって生き方の中にバランスと調和が育まれます。更に個々人の人生(ヨーガ)の完結として有機的な統合(インテグレーション)へと進むでしょう。

ヨーガセラピー

呼吸と連続動作「蓮」

人間(個)は本来、神(全体、絶対真理、宇宙など)と同等の完全なる存在である、とヨーガでは考えます。不完全から完全へと成長する種は既に自分内にあるのです。こういったヨーガ哲学を背景にするため、狭義的なセラピー対象は「個人」の身心や家族対人関係生きがい等を、広義的には、地域や世界宇宙との関係、人生の中で輪廻の中で、とセラピーの対象(完全になるための課題)は無限大に「全体」へと広がります。私たち人間には『神になる権利』がありそれは自然な進化なのです。

身体から心へ

スーリャナマスカーラ

ヨーガセラピーの優れている部分は、宗教も文化も国境も超えて、誰もが持つ呼吸と姿勢を通して具体的で体系的なアプローチができることです。姿勢や動作中の呼吸と意識の活用が、肉体の健康や身心の持久力、感受性、自分への信頼感やヤル気と、健康な良心を育てます。日々のヨーガ習慣によって、体質や心質が変わり、生活と生き方にまでセラピー効果が現れます。

呼吸

完全呼吸法

身心への効果を最大限に狙うため、まず呼吸を深く大きくします。心肺機能を高めて基本となる身体力が着きます。階梯を昇るに連れて必要になる真っすぐな良心強い精神力を支えるため、底上げ的な役割でもあります。また呼吸は身体と心の間に位置し、心身の緊張と弛緩や感情のハンドル操作に有効です。実修中の呼吸の様々な活用が心身一如に導きます。呼吸は、活動のエネルギーであり『氣』の表の顔であり、どんな内面的身心修養でも呼吸は要です。

完全呼吸

完全呼吸法

身心の偏向を正すため、また基本的健康のための底上げとして、初期には特に重視します。アーサナは、初期には呼吸実修のための姿勢として、呼吸力が着くころには、身心の平常性バランスまた、感覚の鋭敏化と統制のための姿勢(体位法)として実修します。

姿勢

バクラアーサナ ブリクシャアーサナ ブリクシャアーサナ

正しい姿勢は、神経系や内臓、ホルモン、筋肉系などを良好に保つために健康の基本です。二足直立姿勢に不可欠な骨盤低筋群や内転筋群の適度な締まりと足の保着、天地背筋の伸びと脇の適度な筋、上体正面の解放とリラックスを重視します。姿勢教化のため毎回必ず全方向の体位法をします。様々な体位法が身心のバランスと調和、柔軟性を、バランス体位は身心のバランスを、立位は体(耐)力を養います。日中や日本の身体文化の名言「上虚下実」「足は親指手は小指」は特に立位で分かりやすいでしょう。姿勢が身体と心をさす言葉であることに国境はありません。日本的な心身の重心のあり方が、他国の方々にどう受け止められ浸透して行けるかは、当ヨーガ教室の課題のひとつです。

姿勢矯正

身体感覚を養い、身体の欲する動きやサイドを素直に感じて、自分で身体の歪みを直します。不調を作らない溜めないための良い姿勢衝動が身に着き、普段の姿勢や動作にまで感覚と反射を持ち続けるようになります。呼吸をエネルギーに例えると、姿勢はエネルギーを効率良く働かせる骨組みでありシステムです。エコロジー的にも燃費の良いメカニズムを目指し維持しましょう。

呼吸と連続動作

蓮運動

解脱を今生の目的にする行者は、全ての「動」を調和し「静・聖」に定めて坐して内面をも停めてしまいます。彼等と違い、私たち一般人は動かなければ生活が出来ません。呼吸を伴った連続動作は、社会的活動を果たす力を与え、さらに精神修養にも最大の効果を発揮します。スーリャナマスカーラは精神力身体力を焦点化しながら直線的に開発します。個人の自信や信念、真っすぐなココロを育てます。蓮(当インステュートのオリジナル)は内面と外面(環境)と融合しながら、色々な動きの中で拡張するように、あるいは、宇宙の始点と森羅万象の展開を行きつ戻りつするように、精神性や人間性を導きます。宇宙や自然に対する感謝の気持ちを育てるでしょう。

バンダ

身体要所のバンダ(締結)は生理学的にも身体に良いので繁盛に取入れます。いずれ実修生の成長度に合わせて、クンバカやムドラーの中で生かされます。

意識

実修中に呼吸や姿勢の中では、自分の意識を常に内面に向けて、身体感覚や自己洞察力を研ぎすました感受性と、内面に集中するための精神耐力と観察を続ける平常心(バランス、安定性)が養われます。何故人は物事に囚われて行くのか。持って生まれた性質(残存印象や意識、≒カルマ)に基づいて下界で起こる様々な出来事に対する「好き」「嫌い」の感覚に反応し続けた挙げ句、心はとても混みいった複合複層的な条件付けで絡まっています。ひどい場合には実体のない不安や気掛かりに苛まれる症状にも至ります。ヨーガでは、天地も左右も定まらないその中から自己を離し、好き嫌いに反応せずに、あるがままを観察するようにします。ヨーガ行法という行為を実際に具体的な身体や呼吸でしながら、身体や呼吸等の具体的な対象から抽象的な心にまで、情動せず観察できるように進みます。やがて様々に絡み合った条件やこだわりが、浄化したりそがれて行きます。また、観察力が着くと自分の最も弱い部分も見えて来るでしょう。その頃には地にしっかり足が着いて、本命の苦手に対し逃げずに対峙し行動を起こしたり続けたりといった「力」も育っているかもしれません。意味があって起こっている物事ですから、意味深く昇華する必要があります。心身の体力持久力は平常心を保ちたい意志を育て、感情や行動、日常生活のリズムやバランスにまで影響を及ぼすでしょう。自己洞察力はやがて下界への洞察力ともなり、身近な周りや社会や世界、様々な出来事の流れ(因果応報や縁起)に気付き出し自分を含めた広い世界への理解へと繋がります。本来は限りなく外の世界(社会や自然)を外し究極的な聖なる内面修行であるはずのヨーガですが、私たちの一般社会では良き社会人、良き自然の一部としての人間を育てるセラピーともなります。

丹田力と伝統

シコ立ち シコ立ち肩入れ シコ立ち

臍下丹田に氣を込めしっかりとした腰をつくることは、自己に対する深い信頼、自信を育てます。自分が好きになり自己を肯定し大きな安定と前向きな姿勢を育てます。最近の欧米型の胸部重心の様々な立位は、チャレンジ精神とスタミナを育みます。日本や中国武道に由来する伝統的な呼吸力と腰部重心の姿勢は、丹田力を育むことで深く内面的で静かな強さ太さを育てます。多様な需要を背景に様々なスタイルは、今後も手を替え品を替えてどんどん生まれるでしょう。しかし現代性を上手く取り入れ理解しながらも、歴史ある東洋の深い叡智に対し尊敬の念を保ち、伝統を継承することは非常に大切なことです。

浄化法

ジャラネーティ ジャラネーティ

ウッディアーナバンダとナウリ
 消化器系のマッサージ
ジャラネーティ
 水を使った鼻腔の粘膜洗浄を
 して免疫効果を上げます。
シャンカプラクシャーラナ
 水を使った全消化器系の洗浄で身心の偏りをなくし身体システムをリセッティングします。
〜様々な浄化法の中で上記3つは現代社会でも馴染め習慣化可能であると思います。世の中は、自分の好みに関わらず、ありとあらゆる雑多な情報や空気、食物その他の分子粒子で溢れ返っています。一般人には世俗的な責任もあり社会から逃げ出すわけにも行かず、ヨーガ的な生活を送りたくとも、中々そうは行きません。定期的な自己洗浄は肉体的にも精神的にも自分をクリヤーに保つためとても有効です。

変化(例)

体側伸ばし 伏臥位ひねり上げ

効果など
美容、健康回復、健康増進、自律神経失調の治療や心身症神経症の治療、免疫機能回復増強、減量対策、その他様々な身体機能回復、持久力、自然治癒力、正しい姿勢と呼吸の身につけ、 ストレス解消、ストレス管理、集中力、自信、ヤル気、前向き、自分探し、生きがい、精神安定、心の持久力、洞察力、実力発揮能力、自然体 etc.,

会脚ひねり

自律と適応

身体の仕組みは非常に良く出来ています。自律神経系、内分泌系、免疫系その他多くのシステムが体外環境に対して体内のホメオスタシスを保つために働きます。細胞や更に小さなユニットの様を考えても、これらが各々の役目を自律的に果たそうと他や周りと適応しながら働くようです。身体は小宇宙小自然であり、小社会でもあるようです。身体の仕組みは生き方の手本になります。自律ししかも周りと適応しながら、常にバランスを持って生活したいものです。
〜 特に成長期の身体は、前進しようとする生き方の見本です。ダイナミックなホメオスタシスの中で変化や崩壊と活性生成の繰り返しからドンドン成長します。身体は絶対的均衡ではなく、教化強化の余地があります。自律し適応しながらも前に一歩一歩進みましょう。

ゴームクシャ坐法

人生四住期

インドでは人生を4期に分け、成人する準備段階の学生期、社会人の義務と繁栄の家住期、責任から解放されて精神修養する林住期、残りの人生を締めくくる遊行期とする考え方があります。
〜 出家し自分のみの精神修養に没頭できるヨーギー達と違って、家庭や社会的責任を果たしながらヨーガを続けることは並ならぬ意志と努力が必要です。また、着実にヨーガによる恩恵を受けて行くに連れ、自分がヨーガ的清浄に変化して行くのもわかります。会社勤めの人間関係や社会の世俗的システム等と自分との間に、時にはギャップを感じて身の置きどころのないような気分を呼び起こすこともあるかもしれません。ヨーガには確実に人を『聖』に導く力があるからです。それでもヨーガを続けましょう。ヨーガを道標に、人生のどんな時でも意味深く生きて行きましょう。

お日さまに向かって 上下逆転! 楽しい!お健やか!

後半期からの身体

人生四住期の下半期からは、いよいよ、より深い人生の在り方に心が向いて来ます。生活環境の様々な事件や心身の老化は、良いも悪いも、私たちの中に謙虚さ慈愛、内省、感謝の念、維持と継続の大切さなどを育ててくれます。残念ながら、身体が或る不調に陥った時、老化の波に抗えない、と感じだしたら、しっかり腰づくりから始めましょう。『腰は身体の要』。腹筋、斜めの腹筋、下部背筋の腰周りをしっかり安定させ、日本女性特有の脚の歪み癖を正し、骨盤底筋群も引き上げ強くします。腰が強くなっていくほどに、他の部位を使う様々なアーサナができるようになり、全身へと展開していけるでしょう。